だいぶ先ですが、今年の9月に、角川新書から『スキルとデキル 「能力」から見る近現代労働史』を上梓いたします。
https://www.kadokawa.co.jp/product/322511000924/
日本に蔓延する、デキル(潜在能力)重視の淵源
日本において近代的なスキル重視の発想がなかなか根付かず、
デキル重視の思想が依然として根強いのはなぜか。
“ジョブに対応したスキル”を唱導する政策がうまくいかないのはなぜか。
徒弟制から、技能者養成、公共職業訓練、企業内教育訓練、OJT、そしてリ・スキリング……
労働政策研究の第一人者が「能力」の歴史をたどり、日本に蔓延するデキル重視の淵源を探る。
ちなみに内容は以下の通りです。
はじめに
第1章 産業革命期の職業教育訓練――徒弟制から技能者養成へ
1 徒弟制の展開
2 徒弟制の法規制
3 実業教育の展開
4 技能者養成の展開
5 職業補導の始まり
第2章 戦時・改革期の職業教育訓練――企業で技能者を養成せよ!
1 技能者養成の法規制
2 職業補導の展開
3 実業教育から職業教育へ
4 技能評価制度
第3章 近代主義の時代の職業教育訓練――技能は今や国政課題に
1 職業訓練法による統一
2 企業内技能教育訓練体制の確立
3 職業教育の展開
4 国政課題としての職業教育訓練
第4章 企業主義の時代の職業教育訓練――技能よりも「能力」が大事!
1 政策の大転換
2 企業中心の職業能力開発政策
3 公共職業訓練と技能検定
4 職業教育の低迷
第5章 市場主義の時代の職業教育訓練――自己啓発からリ・スキリングへ
1 政策の再転換
2 「自己啓発」の時代
3 職業教育の復活
4 公共職業訓練の諸相
5 キャリア形成支援と教育訓練助成金
6 職業能力評価制度の紆余曲折
7 今さらながらのリ・スキリング
補 章 諸外国の職業教育訓練
1 イギリス――ギルド徒弟制から現代徒弟制へ
2 フランス――企業研修の光と影
3 ドイツ――世界に冠たるデュアルシステム
4 アメリカ――コミュニティカレッジとプロフェッショナルスクール
終 章 日本社会を支配する「能力」概念
おわりに
« 労働組合がGHQから天皇制を守った@逢見直人 |
トップページ
| 日本型雇用システムと定年制のゆくえ@『中央公論』8月号 »
« 労働組合がGHQから天皇制を守った@逢見直人 |
トップページ
| 日本型雇用システムと定年制のゆくえ@『中央公論』8月号 »
コメント