ドイツ:「連邦協約遵守法」の概説と邦語訳
JILPTのHPに、山本陽大さんと木内大登さん(同志社大学の博士課程)によるドイツの「連邦協約遵守法」の概説と邦語訳が掲載されています。
https://www.jil.go.jp/foreign/labor_system/2026/07/germany.html
https://www.jil.go.jp/foreign/labor_system/2026/07/germany_01.html
今般の連邦協約遵守法は、いわゆる公共調達に際し受注企業の労働者に一定水準以上の労働条件を保障し、当該企業に対してその遵守を義務付ける点で、機能的には、わが国における公契約条例に相当する。ドイツにおいても、これまでに州レベルの公共調達に関しては各州法による同様の規制が存在したが、連邦協約遵守法は、その名の通り、連邦レベルでの公共調達に関して連邦法の形式をもって規制を行うものとなっている。・・・
産別協約による労働条件規制のモデル国とも思われているドイツですが、足下では組織率低下による空洞化が進んできており、それを何とか支えようという試みが2014年の協約自治強化法だったわけですが、今回のはそれを公契約というルートで行おうというもののようです。
労働条件規制を単なる個別労働問題としてだけではなく、集団的労使関係システムの強化という観点から進めようというこの動きは、もちろん企業別組合主体の日本とは全く文脈は異なるとはいえ、その問題意識は共有する値打ちはあるはずでしょう。
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