既に釣り上げているはずの労働組合には餌はやらない
最近の国民民主党の方向性を見失ったとしか思えないはしゃぎっぷりに、その票田の民間労組がいらだちを隠せないようですが、でも考えてみればすこし前の立憲民主党の政治的ふらつきもそうだったし、そもそも元の民主党時代から労働組合との関係はそういう傾向があったように思われます。
おそらく政治家諸氏の頭の中では、労働組合というのはほっといても向こうから勝手にちょこまか動き回ってたっぷり票を入れてくれる存在であって、そんな連中のために改めて餌を投げ込む必要など全くないので、それ以外のほっといたら票を入れくれなさそうな、風にたゆたう浮動票のようないい加減な精神の連中、もっというとインチキっぽい毛ばりにホイホイ食いつくようなあんまり知能の高くない連中に的を絞って餌をバンバン投げ込んだ方が、効率的に新たな票を獲得できると、まあそんな風に考えているのではなかろうか、と思われてなりませんね。
ある種の政治学では、選挙とは投票と利益配分の交換と説明されますが、それでかなり説明できる政党と、そのモデルからねじれてしまっている政党との違いがどこから生じてくるのか、政治学者の方々による解説が待たれます。
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