『賃金事情』で鈴木誠さんが『賃金とは何か』を書評
昨年の労働関係図書優秀賞を受賞した鈴木誠さんは、『賃金事情』で「人事制度改革にとって参考になる本」という書評コラムを連載されています。昨年4月20日号では、昔の『新しい労働社会』を取り上げていただいていたのですが、
今回、3月20日号では一番新しい方、昨年刊行した『賃金とは何か』(朝日新書)を取り上げていただきました。
https://www.e-sanro.net/magazine_jinji/chinginjijo/a20250320.html
ベースアップと定期昇給という賃金の上げ方/上がり方という上部構造に対し、賃金の決め方(賃金制度)は下部構造をなす。そのため、本書は第Ⅰ部で賃金の決め方、第Ⅱ部で賃金の上げ方について議論し、第Ⅲ部で賃金の支え方、すなわち最低賃金制の確立と展開、および最低賃金類似の諸制度について取り上げている。・・・
当然であるが、人事制度は労使関係によって構築される。だが、労使関係を労働者と使用者の関係とだけ捉えるのは不十分である。重要なのは、政労使が行為者であるという視点である。この点を再確認できる本書は、紛れもなく「人事制度改革にとって参考になる本」といってよいだろう。
「紛れもなく「人事制度改革にとって参考になる本」」との言葉、有り難い限りです。
« 職場内の婚姻については、既に、3組の実例@宮崎産業経営大学 | トップページ | スポットワークと日雇派遣@WEB労政時報 »
« 職場内の婚姻については、既に、3組の実例@宮崎産業経営大学 | トップページ | スポットワークと日雇派遣@WEB労政時報 »
コメント