連合会長 自民党大会で挨拶
本日、連合の芳野友子会長が自民党大会に出席してあいさつをしたことはニュースになっていますが、連合のサイトにはそのあいさつ文が載っています。
https://www.jtuc-rengo.or.jp/news/file_download.php?id=8320
皆さま、こんにちは。連合会長の芳野でございます。本日は、立党70 年の記念すべき歴史ある党大会へお招きいただきありがとうございます。本日のご盛会を心よりお慶び申し上げます。
連合会長が御党の大会に参加することで、内外から様々な意見が出ていることは承知の上で、本日は参加させていただきました。顧みますと、2003年に当時の笹森会長が、連合会長として初めて党大会に参加させていただきました。
それから20 年が経過しましたが、この間、自民党の皆さまにも政府予算や各種政策について、連合はもとより産業別労働組合や企業別労働組合も適宜要請をさせていただいてきました。政治的な立ち位置の違いはありますが、対話を通じた相互理解は重要であると存じます。
また、世界が大きく動いている中にあって、日本だけが一人負けしている場合ではありません。このように、経営者の代表と労働組合の代表が肩を並べて御党の大会に出席している意味は、政労使がともに政策を協議し、協力し合って国内外の問題を解決していかなければならないという姿勢の表れと受け取っていただきたいと存じます。その点からも、本日、お招きをいただきましたことに、重ねて御礼申し上げます。・・・
いままで、支持政党の二党のうち、立憲民主党に対しては共産との関係で厳しい姿勢を示す一方、国民民主党に対しては政策的にあまり文句を言ってこなかった感じだったのですが、ここにきて国民民主党が選挙で躍進しすぎていささか錯乱気味になり、そもそも労働組合の支持の上に成り立っている政党であることを忘れたかのような幹部のおかしな言動が目に余るようになってきたので、「別にあんたらでなくたっていいんだよ、自民党の方が言うことを聞いてくれるんなら」とくぎを刺すという意味もあるのかもしれません。
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