日本の賃金はなぜ上がらないのか@『Work & Life 世界の労働』2025年第1号
日本ILO協議会の機関誌『Work & Life 世界の労働』2025年第1号に「日本の賃金はなぜ上がらないのか」を寄稿しました。
官製春闘とも言われる政府の掛け声の中で、2023,24年と、ようやく過去2年間にかなりの賃上げが実現したが、それまでの約30年間にわたって、日本の賃金はほとんど上がらなかった。日本の賃金が上がらないということは、労働研究者の関心を惹き、2017年には玄田有史編『人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか』(慶應義塾大学出版会)などという本まで出たくらいだ。・・・・
なお、同号の中身は次のとおりですが、
■日本の賃金はなぜ上がらないのか 濱口 桂一郎
■ 2024 年度ディーセント・ワーク・セミナー カスタマーハラスメントの現状と課題 ―現場で労使に何が求められているか―
■インドネシア新政権の活動方針と労働政策の動き 山田 航
■ 第 352 回 ILO 理事会●報告 厚生労働省大臣官房国際課
●労働者側から見た 郷野 晶子
●使用者側から見た ILO の存在意義と三者構成原則を強化するために 長澤 恵美子
■仕事の世界における ジェンダー平等の実現に向けて JPO が見たもの 天野 晟
■オンライン・フォーラム 国際労働運動の現状と課題 松﨑 寛
■ILOの動き●社会的保護についての報告書を発表 迫る気候危機 意義増す「社会的保護」 ILO 駐日事務所
■コラム 矢野弘典
■編集後記 亀岡秀人
オンラインフォーラムでインダストリオール・グローバルユニオンの松﨑さんが人権デューディリジェンスについて論じ、コラムで矢野さんがサプライチェーンと人権について述べているのですが、最後の亀岡さんの編集後記で、「トランプ2.0が始動した・・・・・これまで進められてきたビジネスと人権の取組みは何だったのか?」と問いかけています。
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トランプとの対面を拒否しないド軍選手は、「女性という弱者の人権」への配慮を欠いている、ということになるのでしょうね。
男性拒む「4B運動」、米国で脚光
トランプ氏復権に女性憤慨
https://mainichi.jp/articles/20241115/k00/00m/030/342000c
大谷翔平らがトランプ大統領と対面へ
https://full-count.jp/2025/03/26/post1725306/
ド軍ベッツ、トランプ大統領との“対面拒否”の可能性
https://full-count.jp/2025/03/26/post1725346/
> 中傷や差別を楽しむ者と同じ場では仕事をしない
https://note.com/kambara7/n/n5d73b7f453d0
投稿: ろす | 2025年3月26日 (水) 11時47分