2009年の神戸大学での試験問題
パソコンの中を探ってたら、2009年に神戸大学で講義したときの試験問題が出てきました。たいしたものでもないですが、おなぐさみに:
神戸大学試験問題(労使関係)
1 日本の労使関係に関する記述(正しいものを選べ)
(1)日本の企業別組合の特徴は、ホワイトカラーとブルーカラーが別々の組合に加入していることである。
(2)春闘とは、ナショナルセンターの指導下に、産業別労働組合が産業別使用者団体と団体交渉を行うことである。
(3)日本では、団体交渉と労使協議を明確に区別するのは難しい。
(4)派遣労働者が労働組合に加入することは法律で禁止されている。
(5)労働組合の運営経費は原則として使用者側が負担する。2 労使協議制に関する記述(間違いを選べ)
(1)第一次大戦後、大企業は従業員と話し合うため工場委員会を設立した。
(2)戦時体制下、政府は労使一体による生産性向上のため全国の企業に産業報国会を設立した。
(3)終戦直後、急進的な労働運動は企業との一切の協議を拒否し、もっぱら政治闘争を行った。
(4)1950年代以後、日本生産性本部のイニシアティブにより、労使協議制が多くの企業に普及した。
(5)ヨーロッパでは、企業が労働者代表との間で労使協議を行うことが法律で定められている。3過半数代表制(過半数組合・過半数代表者)に関する記述(正しいものを選べ)
(1)使用者が就業規則を作成・変更する際には、過半数代表の同意を得なければならない。
(2)使用者が労働者に残業・休日出勤をさせる際には、過半数代表の同意を得なければならない。
(3)使用者が労働者を解雇する際には、過半数代表者の同意を得なければならない。
(4)過半数代表とは、正社員の過半数を代表していればよい。
(5)過半数代表の選出は、労働委員会の監視下で行われる。
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