鎌田耕一・岡田直己・中野雅之・石川哲平『Q&A フリーランス法の解説』
鎌田耕一・岡田直己 編著 中野雅之・石川哲平 執筆『Q&A フリーランス法の解説』(三省堂)をいただきました。ありがとうございます。既に都心の書店には並んでいるようです。
https://www.sanseido-publ.co.jp/np/detail/32037/
公正取引委員会「特定受託事業者の取引の適正化に関する検討会」と厚生労働省「特定受託事業者の就業環境の整備に関する検討会」の委員であった研究者(経済法・労働法)が編著者となって、公正取引委員会と厚生労働省の実務に詳しい弁護士も執筆者となった「フリーランス法」(2024年11月施行)の解説書。Q&A方式により、フリーランス法の内容を法律・政省令・指針・ガイドライン等に基づいてわかりやすく解説(全51問)。独占禁止法、下請法、労働法と対比した記述も充実。実務家・フリーランス必読の書。
書店に行くと、フリーランス新法の解説書が所狭しと並んでいますが、本書は立法に関わった研究者と行政官から弁護士になった方々(労働法と経済法それぞれ)による解説書です。
鎌田先生が書かれているコラム1(フリーランスの労働者性を争った事例)では、最後に
・・・フリーランスの労働者性を争った裁判例は多いですが、フリーランスの職種・働き方は多種多様で、前述の労働者性の判断基準を当てはめても、結論を予測することは容易ではありません。
と語っています。実際、そうなんですね。
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