濱口桂一郎は労働法の研究者にすぎないのに
先日の、リクルートワークス研究所のインタビュー記事に対して、
https://www.works-i.com/research/project/globalcareer2024/koyou/detail004.html
こんなつぶやきが付けられたようなんですが、
確かに、私は「労働法の研究者にすぎない」し、その意見が「やはり「官僚」のくそ意見でしかない」のも否定しませんが、少なくとも私が「日本企業の経営へコンサル的意見を述べ」たりしているというのは、どこを捉えてそう言うているのでしょうかね。
どうもこの方は、わたしが「日本の強み」とかを褒め称える財界オヤジみたいなことを言うていると思い込んでいるみたいなんですが、このインタビュー記事をちゃんと読めばわかるように、その逆なんですけどね。
日本はもう駄目だ、駄目だと言われながら、日本には人事異動とOJTの強みがあって、この良さをちゃんとうまく使っていけばやがて復活するだろうという、恐らく唯一の希望が、今回のこの調査で、見事に粉々にたたきつぶされた(笑)。
今まで日本の強みだとほめそやされてきたのが実は嘘だった、というのがこのワークス研の調査のコアであって、それを素直に表出しているだけなんですが、なぜかこれが、「日本の強み」をほめそやす財界オヤジの発言みたいに見えてくるようです。
脊髄反射という言葉がありますが、脊髄までも行ってないんじゃないのかな。ひとつのセンテンスの途中で思い込んだらもうそれだけで反応しちゃうというのは。
« 「日本の強みは人事異動とOJT」は嘘。幻想を捨て、一から日本型の能力開発を@リクルートワークス研究所インタビュー | トップページ | 日雇労働被保険者数6,408人@『労務事情』2024年1月1/15日号 »
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