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2025年1月13日 (月)

濱口桂一郎は労働法の研究者にすぎないのに

先日の、リクルートワークス研究所のインタビュー記事に対して、

https://www.works-i.com/research/project/globalcareer2024/koyou/detail004.html

こんなつぶやきが付けられたようなんですが、

濱口桂一郎は労働法の研究者にすぎないのに、ときとして、日本企業の経営へコンサル的意見を述べるのはなぜなのか、理解に苦しむ。この種の人間は、「日本の強み」と、まさに、まさに、財界オヤジが使うタームを疑いもなく使えてしまう部分で、やはり「官僚」のくそ意見でしかないのである。

確かに、私は「労働法の研究者にすぎない」し、その意見が「やはり「官僚」のくそ意見でしかない」のも否定しませんが、少なくとも私が「日本企業の経営へコンサル的意見を述べ」たりしているというのは、どこを捉えてそう言うているのでしょうかね。

どうもこの方は、わたしが「日本の強み」とかを褒め称える財界オヤジみたいなことを言うていると思い込んでいるみたいなんですが、このインタビュー記事をちゃんと読めばわかるように、その逆なんですけどね。

日本はもう駄目だ、駄目だと言われながら、日本には人事異動とOJTの強みがあって、この良さをちゃんとうまく使っていけばやがて復活するだろうという、恐らく唯一の希望が、今回のこの調査で、見事に粉々にたたきつぶされた(笑)。 

今まで日本の強みだとほめそやされてきたのが実は嘘だった、というのがこのワークス研の調査のコアであって、それを素直に表出しているだけなんですが、なぜかこれが、「日本の強み」をほめそやす財界オヤジの発言みたいに見えてくるようです。

脊髄反射という言葉がありますが、脊髄までも行ってないんじゃないのかな。ひとつのセンテンスの途中で思い込んだらもうそれだけで反応しちゃうというのは。

 

 

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