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2024年12月23日 (月)

土田道夫『労働契約法 第3版』

L24367 土田道夫さんより労働法鈍器本の最右翼たる『労働契約法 第3版』(有斐閣)をお送りいただきました。

https://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/9784641243675

労働契約という視点から労働法に切り込み,労働契約をめぐる法全般を理論的に描き出す,最高水準の体系書。緻密な筆致により,労働契約の成立・展開・終了を規律する法的ルールの神髄に迫る。8年ぶりの全面改訂で,最新の論点・法改正・重要判例に対応

本書は、労働法テキスト界において、その分厚さのみならず、改訂頻度の長期さにおいても群を抜いています。2年おきが主流化し、毎年改訂すらある中で、土田テキストはなんと8年おきという重厚さです。初版が2008年、第二版が2016年、そして今回の第三版が2024年というわけで、そうなるとはしがきの最後で「お世話になった。謝意を示したい」と述べているお弟子さんの世代がその間にがらりと変わっています。唯一ダブっているのが、第二版で博士後期課程で法令・文献の照合や事項索引の作成等で「お世話になった」岡村優希さんが、今回は「畏友・岡村優希氏」となり「校正原稿を読んでいただき、貴重なアドバイスをいただいた」ことでしょうか。

あと、本書の特色は巻末の判例索引にも現れています。普通、労働法テキストの判例索引といえば、労判と労経速がならび、そのなかに判時、判タがときたま挟まるものですが、本書の判例索引はそのいずれにも載っていないジャーナル(「労働判例ジャーナル」)が一番多く並んでいます。

枝葉末節なことばかり言ってますが、コラムの数も他を圧倒しています。549ページには「ジョブ型雇用」というコラムがあり、33行の間でほぼ言い尽くしています。

 

 

 

 

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