『人口問題研究』第80巻第4号に「子育て世代の労働時間と労働法政策」とパネル討論記録
国立社会保障・人口問題研究所の『人口問題研究』第80巻第4号に、昨年12月に開催された第28回厚生政策セミナー「時間と少子化」 の記録が載っています。わたくしの報告「子育て世代の労働時間と労働法政策」とパネル討論記録も読めます。
https://www.ipss.go.jp/syoushika/bunken/sakuin/jinko/331.html
・司会: それでは続きまして,『子育て世代の労働時間と労働法政策』と題しまして,独立行政法人労働政策研究・研修機構労働政策研究所長濱口桂一郎様よりご発表をいただきます.濱口様,よろしくお願い致します.
・濱口氏: はい,ご紹介いただきました労働政策研究・研修機構(JILPT)の濱口でございます.JILPTというのは,社人研と同じく厚生労働省関係の研究機関なのですが,社人研が厚生系であるのに対して,私のところは労働系ということになります.大石さんは労働経済学者でもありますので,そういう意味ではその話の続きということになりますが,私からはこのタイトルにあるように労働法政策・法制度のあり方に注目します.ただし法制度を解説することはいくらでもできるのですが,それを説明しただけではなぜ現実がこうなっているかということは全然わかりません.法制度はこういうふうになっているのだけれども実態はこうなっているのはなぜか,というところが実は大きな問題であります.時間が乏しいのできちんとした説明はできないかと思いますが,雇用システムという問題があるということを踏まえながらお話をできればと思っております.・・・
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