朝日新聞デジタル記事「勝率3%からの逆転 「勝訴したよ」家政婦だった妻へ9年越しの報告」に登場しました
本日、朝日新聞デジタル版記事「勝率3%からの逆転 「勝訴したよ」家政婦だった妻へ9年越しの報告」(杜宇萱記者)の最後の方に、わたくしのコメントが載っております。
勝率3%からの逆転 「勝訴したよ」家政婦だった妻へ9年越しの報告
「勝訴したよ。安心して」
10月下旬、山形県遊佐町の海岸で、東京都の男性(77)は心の中でつぶやきながら、花束を海へ投げ入れた。20代の頃、何度もデートで訪れ、9年前に妻の遺骨を散骨した海。亡き妻への裁判勝訴の報告だった。・・・・
記事はこの事件の詳細を追っていきますが、最後のところでわたくしのコメントが載っています。
・・・『家政婦の歴史』を著した労働政策研究・研修機構の濱口桂一郎・労働政策研究所長は、紹介所が事実上の雇用者であるにもかかわらず、使用者責任が一般家庭に転嫁されていることを問題視する。家政婦には特別加入の形で労災保険が適用される仕組みはあるものの、保険料を一般家庭と家政婦本人が負担するため、加入率が34.3%にとどまっている(23年)。「70年以上続けてきた紹介所制度は現実に合わない。家政婦の派遣事業所として再編し、使用者責任を明確に負うべきだ」と指摘している。
もちろん、わたくしは歴史の話もいっぱいしたのですが、この事件に関する限り、こういうコメントになりました。
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