出張に行くときは行きは寝て、帰りは、仕事が終わったんだから早くビールを飲んで、電車の中でゆっくり休んで来るように
『ビジネス・レーバー・トレンド』12月号は、9月に開催された労働政策フォーラムの講演録とパネルディスカッションが載っていますが、
https://www.jil.go.jp/kokunai/blt/backnumber/2024/12/index.html
労働政策フォーラム
ICTの発展と労働時間政策の課題 ─『つながらない権利』を手がかりに─
9月に開催した労働政策フォーラムでは、ICT(情報通信技術)の発展によりテレワークなど柔軟な働き方が普及するなかで、労働者の健康確保の取り組みと今後の労働時間政策がいかにあるべきか、研究者、法曹実務家が議論した。(各報告およびパネルディスカッションの概要は調査部で再構成したものを掲載している。)【趣旨説明】『つながらない権利』とは何か?──類型整理と本フォーラムの目的 山本陽大 労働政策研究・研修機構 主任研究員
【研究報告①】働く人々の疲労回復におけるオフの量と質の確保の重要性 ──勤務間インターバルと『つながらない権利』 久保智英 労働者健康安全機構 労働安全衛生総合研究所 上席研究員
【研究報告②】ICTの発展と労働時間法制の課題──働き方の多様化とつながらない権利の意義 細川良 青山学院大学 法学部長・法学研究科長/法学部 教授
【パネリストからの報告①】労働者側弁護士からのコメント 竹村和也 東京南部法律事務所 弁護士
【パネリストからの報告②】使用者側の立場から 木下潮音 第一芙蓉法律事務所 弁護士
【パネルディスカッション】パネルディスカッション「ICTの発展と労働時間政策の課題─『つながらない権利』を手がかりに─」 コーディネーター:山本陽大 労働政策研究・研修機構 主任研究員
このパネルディスカッションのはじめの方で、事業場外労働のみなし制について議論されているところがなかなか面白いですが、
https://www.jil.go.jp/event/ro_forum/20240905/houkoku/06_discussion.html
経営法曹の木下潮音さんが語っているこれがなかなか面白です。
私はクライアントにはいつも、出張に行くときは行きは寝て、帰りは、仕事が終わったんだから早くビールを飲んで、電車の中でゆっくり休んで来るようにと言っているのですが、最近はICTの発展のおかげで、みんな新幹線の中でノートPCを広げて仕事をしています。あれはやっぱり問題だと思っています。クラシックな出張に戻って、事業場外みなし制の基本に戻っていただければ、つながらないということとの関係は明らかになってくると思います。
ほんとにね、近頃新幹線の中では背広族はみんなパソコン広げてガチャガチャやってる。あれちゃんと労働時間にカウントしている人は極めて少ないはずです。
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