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2024年10月24日 (木)

読売新聞オンラインで猪熊さんが拙著を紹介

先日、読売新聞で定年に関する長大な記事を書かれた猪熊律子さんが、

働く高齢者増 問われる「定年」@読売新聞

81tj1p4qhol_sy466__20241024163301 今日の読売新聞オンラインのコラム「安心コンパス」で、拙著『賃金とは何か』を取り上げていただいております。

ベアや定期昇給の意味は…賃金を過去から読み解き、これからを考えさせる本

衆院選たけなわ。「物価上昇を上回る賃上げ」「最低賃金の引き上げ」など、賃金に関する公約が目立つが、そもそも、日本の賃金制度はどういう経緯で今のような形になってきたのか? ふだん何げなく使っているベア(ベースアップ)や定期昇給の意味とは何なのか? こうした疑問に答えてくれるのが、労働政策研究・研修機構の濱口桂一郎・労働政策研究所長が7月に出した「賃金とは何か」(朝日新書)だ。今回はこの本を取り上げたい。・・・

賃金について何か考えるときに、手に取っていただければ何か得るものがあるはずです。

 

 

 

 

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コメント

大変興味深い記事を見ましたので、ちょっと前のエントリーですがコメントさせていただきます。

『実質賃金のカラクリ 「定期昇給はムダなのか」嘆く中小企業、賃上げの実態は?』(ITmedia)
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2409/20/news048.html

『つまり、毎月勤労統計調査は「賃上げとはベアのことです」と言っているのに等しい。』
『ある経営者の中には「毎勤統計にベアしか反映されないのであれば、定期昇給を止めます。必要な昇給しかしません」と言う人もいたという。』
『統計や情報発信のあり方を一考すべきではないだろうか。』

毎勤統計が定昇を反映せずベアのみを反映していて、それでは中小企業の事業主がやる気をなくすから、統計を見直したらどうか、という記事です。

やる気をなくした事業主は定昇すらやめてしまうかも!とこの著者は心配されていますが、そんな企業は退場することになるのだろうと思いました。

>つまり、毎月勤労統計調査は「賃上げとはベアのことです」と言っているのに等しい。
>ある経営者の中には「毎勤統計にベアしか反映されないのであれば、定期昇給を止めます。必要な昇給しかしません」と言う人もいたという。


いやそれは、定昇は個々人には賃上げだけれども、全部足したら内転して消えてしまうという(70年前の関経協がいっていたとおりの)自明の理の表れでしかないんですけど、それが気に食わないとなったら、どうしたらいいんですかね。

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