『改革者』で萩原里紗さんが拙著書評
政策研究フォーラムの機関誌『改革者』の10月号で、萩原里紗さんが拙著『賃金とは何か』の書評をしていただいております。
書評 濱口桂一郎著『賃金とは何か』 評者 萩原里紗 P65
なぜ日本の賃金は上がらないのか?本書は、その理由を「上げなくても上がるから上げないので上がらない」と答えている。
一見すると何を言っているのか分からないが、主語を加えるとわかりやすくなる。言い換えると、「ベースアップが行われなくても、定期昇給が行われ、一人一人の賃金は上がっているのだからそれでよしとしているため、日本の賃金は全体として上がらない」ということを意味している。・・・・・そのような労働組合を今すぐ組織することは難しいものの、本書は賃金制度の歴史を辿ることで、今後の労働組合のあるべき姿を考える上での青写真を提供している。本書が労働組合に属する人たちにとっての必読書になることを期待する。
拙著で書いてあることのその先まで見通して書評していただきました。
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