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2024年9月 2日 (月)

ロッシェル・カップ『DX時代の部下マネジメント』

8d4b9508395b0df4d070e5876d7fa5d12c19057a ロッシェル・カップ『DX時代の部下マネジメント』(経団連出版)をお送りいただきました。

https://www.keidanren-jigyoservice.or.jp/pub/cat5/2e902af2ed7915f16a676213bb25627171975212.html

デジタル・トランスフォーメーション(DX)は、日本のビジネスにおける重要なキーワードです。DX導入により、仕事の内容や進め方が大きく変化し、それらの動きと呼応するように、従業員の専門性を促進するためにジョブ型人事を導入する企業も増えています。
これほどの大きな変化が起きているにもかかわらず、マネージャーが部下を管理する方法が何十年も前とあまり変わっていない企業も少なくありません。それが、日本企業の弱点ともいわれています。日本の労働生産性や従業員エンゲージメントがほかの先進国より低いこと、長時間労働が解消できないこと、多岐に及ぶハラスメント問題も、深刻さが増加しているメンタルヘルス問題や過労死問題も、管理方法と無関係とはいいきれません。
DXを導入し、イノベーションを起こすにあたっては、従業員が新しい現実を受け入れ、古い習慣を改め、それまでの思考法と働き方を変えることが必要です。変革を進めるなかで部下をサポートしながら動機づけできる上司も必要です。時代の変化に対応し、部下の管理方法を改善することが日本のマネージャーにとって急務となっているのです。
DXに適したマネジメントスタイルに「サーバント・リーダーシップ」があります。権限を委譲して部下に仕事を任せ、仕事の詳細に干渉したりコントロールしたりしない姿勢をとる一方で、上司はビジョンを示し、仕事の邪魔になる障壁を取り除くように働きかけて働きやすい環境を整え、コーチングとフィードバックを部下を通じて育成していくものです。スキルというより態度といったほうがよいかもしれません。「部下は仕事をこなす能力をもっている、だから適切な環境をつくってサポート体制を整えておけば、仕事を任せても大丈夫」という前提にもとづいています。本書では、現在の日本のニーズに合致しているサーバント・リーダーシップを身につける具体的手法を紹介します。

【おもな内容】
序 論 DX時代のマネジメント手法
第1章 DX時代に適した管理方法への転換
第2章 管理からリーダーシップへ
第3章 デレゲーション-権限委譲
第4章 ネガティブ・フィードバックの効果的な伝え方
第5章 ポジティブ・フィードバックを与える
第6章 コーチング
第7章 パフォーマンス・マネジメントと職務内容の明確化
第8章 ダイバーシティ
第9章 イノベーションを生み出す組織づくり

 

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