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2024年6月19日 (水)

日本能率協会コンサルティング編著『「イノベーションの種を見つける」ケーススタディ』

C57d38ec2da152e6f14ced7d9efeae477514d974 日本能率協会コンサルティング編著『「イノベーションの種を見つける」ケーススタディ 見方を変える、思考を深める 実例20』(経団連出版)をお送りいただきました。

https://www.keidanren-jigyoservice.or.jp/pub/cat5/bd84e862686145b4d220376148c70b476eb64051.html

多くの企業では新事業開発に継続的に取り組んでいるものの、新しいコトを生み出すことがなかなかできていないのが実情です。新事業・新サービス開発にあたり、従来は原因分析・対策立案などが求められてきましたが、本書では、徹底した顧客起点、社会課題起点による「解決志向」が必要であるとの前提に立ち、そのために必須とされる発想力を鍛え、身につけることを目的としています。
問題解決、新事業開発、思考技術などといった言葉を聞くと、「重い内容」「むずかしい理論」などが思い浮かびますが、問題解決、特に新事業開発や新商品・新サービス開発は、ワクワクする楽しい体験でもあります。
発想に求められる第一の要素は「たくさんのアイデアを出す」ことです。そしてアイデアを多く出すためには、角度を変えて発想することが不可欠です。視点を変える、軸を変える、発想を飛ばす…。言い方はさまざまですが、共通しているのは、「問題の本質」を見抜く思考です。発想が多方面にわたれば、問題解決のチャンスも広がります。
本書では、発想する体験の回数を増やすことができるよう、多数の実例を取り上げました。「回数をこなす」ことが、何より大事だと考えるからです。アイデア発想が必要とされることは、仕事の中に限らず、日々の生活においても、たくさんあるはずです。それら一つひとつを事例(ケース)として発想の回数を増やすこと、日々の発想を習慣化することにより、発想力は大いに高まることでしょう。本書の実例を参考に、「発想」をトレーニングし、新事業開発のアイデア発想につなげることをめざしてみませんか。


【おもな内容】
Ⅰ 困りごとの本質を見極める
 ケチャップの新商品開発/農作業の改善につながる新商品開発
Ⅱ 異なる視点で捉え直す
 トイレ清掃を「おもしろいもの」にする/限界集落における高齢者の交通手段確保
Ⅲ 顧客との相互理解をめざす
 地方都市の個人商店再生/ハンバーガーショップの立て直し
Ⅳ 価値の軸を変える
 食品スーパー鮮魚売場の販促企画 /観光ホテルのサービス改善

新米コンサルタントのデキコが狂言回しになって、いろいろな問題の解決に奮闘するというお話仕立てになっています。

たとえば、「ハンバーガーショップの立て直し」では、長期低落傾向の手作りハンバーガー屋さんに対して、デキコがハンバーガー専門店から脱却してランチの幅を拡げたメニューを打ち出すことを勧め、その結果今までのお客さんも離れて殺伐となってしまい、逆に徹底的にメニューを絞り込んだ路線で回復するという話です。なんだかどこかで聴いたような教訓話ですが、いかにもありそうな話でもあります。

 

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コメント

>たとえば、「ハンバーガーショップの立て直し」では、長期低落傾向の手作りハンバーガー屋さんに対して、デキコがハンバーガー専門店から脱却してランチの幅を拡げたメニューを打ち出すことを勧め、その結果今までのお客さんも離れて殺伐となってしまい、逆に徹底的にメニューを絞り込んだ路線で回復するという話です。

 …大塚家具ですか?(^^;

 とまあ、冗談はおいておいて、日本人は「新しいコト」が苦手、と言うわけではないと思います。
 ただ、コロナの自粛騒ぎのように同調圧力が強いのは確かなようです。
 だからイノベーションも起こりにくいのでしょうね。

 それからもういい加減にシュンペーターの言う「イノベーション」の訳は「技術革新」ではなくて「新市場の創造」とかなり広い概念として訳さないといけない事に気付いてほしいですね。
 「技術革新」と訳した人に何か思惑があったのでしょうか。

解説によると、「この話は、ステーキ丼専門店をモチーフにしています」とのことです。

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