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2024年5月27日 (月)

『DIO』397号は「賃上げの更なる広がりに向けて」特集

Dio3971 『DIO』397号は「賃上げの更なる広がりに向けて」を特集しています。

https://www.rengo-soken.or.jp/dio/dio397.pdf

解題
賃上げの更なる広がりに向けて
連合総研主任研究員 鈴木 智之

寄稿1
どのような賃上げを望むのか?
――企業の枠を超える――
労働政策研究・研修機構(JILPT)研究員 鈴木 恭子

寄稿2
労使間の交渉力の変化と賃金停滞
明治学院大学経済学部教授 児玉 直美

寄稿3
男女賃金格差の是正に向けて
JETROアジア経済研究所主任研究員 牧野 百恵

寄稿4
「年収の壁」がもたらす諸問題
東京大学社会科学研究所教授 近藤 絢子 

このうち、JILPTの鈴木恭子さんの論文は、まず何を賃上げと呼ぶべきか?、具体的には定期昇給はそもそも賃上げなのか?という疑問を呈するところから始まり、労働組合は賃金を上げているのか?春闘は格差を再生産しているのではないか?、企業別組合であることの制約、そして労働組合は春闘を通じて何を目指すのか?という広範かつ深い問いを次々に問いかける内容になっています。

このうち最初の定期昇給とベースアップについては、たまたま『労務事情』5月1日号に小文を寄せていたので、そこに載せたベースアップと定期昇給の推移のグラフをここに載せておきます。これと、『令和4年版労働経済白書』に載っている各国の名目賃金の推移を見比べると、「定期昇給はそもそも賃上げなのか?」という問いの意味がよく見えてくるでしょう。

Bea_20240528092501

 

P2
なお、この話のより詳しい歴史的な解説は、7月刊行予定の『賃金とは何か 職務給の蹉跌と所属給の呪縛』(朝日新書)で行っております。

 

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