”独立した人権機関設立”を潰したのは野党時代の民主党だったんだが・・・
国連人権理事会の「ビジネスと人権」作業部会が公表した調査報告書の中で、日本には独立した人権機関がないことに懸念を示したうえで、救済に障害を生じさせないよう設立を求めたというニュースに対し、例によっていつもごとく、中国共産党と紙一重のネット右翼な方々があれこれ文句をつけておられるようですが、
でもね、本ブログで百万回繰り返してきたように、今から22年前に、自公政権の小泉内閣のときに、まさにそういう法案-人権擁護法案が国会に提出されていたんですよ。ところがそれが潰された。誰が潰したのかというと、
歴史的事実を正確に言うと、右派のアンチ人権派が騒ぐより前に、本来なら人権擁護を主張すべきリベラル派が報道の自由を侵すと騒いで潰したんですよ。
というわけで、国連とか人権が大っ嫌いな、中国共産党と寸分違わぬ感覚をお持ちのネット右翼な方々は、売国小泉政権が提案した憂うべき人権擁護法案を見事に潰してくれたといって、当時の民主党、今の立憲民主党あたりにおいでの方々に、心から感謝し、「人権擁護法案を潰してきてくれてありがとう」と感謝状を贈呈すべきではないでしょうかね。
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