岸健二編『業界と職種がわかる本 ’26年版』
岸健二編『業界と職種がわかる本 ’26年版』(成美堂出版)をお送りいただきました。毎年刊行を重ねて、今回で22回目だそうです。
https://www.seibidoshuppan.co.jp/product/9784415238425
これから就職活動をする学生のために、複雑な業界や職種を11業種・8職種にまとめて、業界の現状、仕事内容など詳しい情報を掲載し、具体的にどのような就職活動が効果的か紹介。
実際の就職活動に役立つ就職活動シミュレーションや、最新の採用動向をデータとともに掲載。
自分に合った業界・職種を見つけ、就職活動に臨む準備ができる。
例によって、労働調査会のHPの「労働あ・ら・かると」に先月岸さんが寄稿した「まもなく社会人となる若い人材の方々へ」が、ちょうど本書と重なるので、紹介しておきます。
https://www.chosakai.co.jp/information/alacarte/31305/
私は長い間転職の場に居合わせてきました。そこでは、どんなに優れた能力をお持ちであっても、ご自分の職業プランをしっかりと整理して見つめていらっしゃる方は意外に少ないと感じたものでした。筆者自身もこの年齢になっても自省することが多過ぎるといえるほどなのですが、転職・再就職を考える人材の方々のかたわらに立ってこのことを痛感してきたからこそ、「石の上にも三年」とあえて申し上げたいのです。
〇拙編書「業界と職種がわかる本(成美堂出版)」にも毎年書いてきたことですが、今は大手・中小を問わず、いずれの企業に就職しても、どのような雇用形態で働くことになっても、そこで安住することなく、客観的な情報収集と自己研鑽を続けることが必要な時代です。
〇「どのようなモノ・サービス」を社会に提供していく産業・企業を自分は希望したのか。これから働く場で自分の「どのような能力・スキル」を磨いて「どのような職種」に就いて力を発揮していくのかという基本的なプランを明確に意識し続ければ、今後職業生活の様々な変化やトラブルに遭遇したときでも、混乱せずに対処できるのではないでしょうか。
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