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2023年11月28日 (火)

鈴木安名『採用面接等におけるストレス脆弱性検討と手法』

_pdf 鈴木安名『採用面接等におけるストレス脆弱性検討と手法』(労働開発研究会)をお送りいただきました。

https://www.roudou-kk.co.jp/books/book_list/11332/

「なぜ職場のメンタル不調者が増えているのか?」
多くの人事担当者が悩む問題について、さまざまな職場事例に接した筆者が「果たして職場ストレスだけで発病するのか?」という問題意識のもと、職場ストレスとは別の原因、すなわち若年者の一部に共通するある種の「脆弱性(ストレス耐性が低いこと)」について分析し、人事労務管理上の対策を解説!
 採用面接や育成、評価、コミュニケーションでの具体的ノウハウ、役立つヒントなどをわかりやすく解説した他に類を見ない一冊です。職場での問題に取り組む人事担当者をはじめ、現代の若手人材を理解したい皆様にも広くおすすめいたします。

鈴木さんの考えでは、メンタル不調は職場のストレスだけではなく、本人のストレス脆弱性も重要な要因なのに、メディアの報道等によってややもするとストレス脆弱性が軽視されがちであり、そこにもっと関心を向けられるべきなのです。本書に引用されている多くの事例を見ると、確かに上司や回りにはどうしようもないストレス脆弱性全開の人々がけっこう多いようです。

ケース4 すすり泣く新人

 ある小売会社の経理部門に入社した新人です。10月のある日、たまたま課長が出張になったため、部長が部下たちの仕事をチェックしていました。ある男性の新人が定型的な書類の入力をしていたのですが、ファイルを間違えていたそうです。新人にはよくあることと思い、部長は「〇〇さん、入力する書類が違っているよ。別の〇〇〇というファイルを使って下さい」と特に感情を交えず伝えました。するとその場ですすり泣き始めた。子どもでいえば「えーん、えーん」というイメージです。とりあえずなだめていると、程なく泣き止みました。部長は間違いを指摘しただけで“すすり泣く”新人に、「自分のどこが悪かったのか?別に叱責したわけでもないし・・・ともかく恥ずかしくないのか?」と大変当惑したそうです。

 

 

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コメント

障害者雇用(の合理的配慮みたいのもの)に近い話が今後、入ってくるのかな?

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