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2023年11月27日 (月)

山越誠司『学び直しで「リモート博士」 : 働きながら社会人大学院へ』

0d40a5e4a645fc6b96e767d64ac0878e3 山越誠司『学び直しで「リモート博士」 : 働きながら社会人大学院へ』(アメージング出版)という本をお送りいただきました。

http://www.amazing-adventure.net/remote-hakase/

本書は、社会人が博士号を取得することを提言する内容になっています。簡単なことではありませんが、学び直しの一環で非常に使い道のある制度が大学院の博士課程です。博士号取得のプロセスを通じて、圧倒的な強みを確立する、そして他者と自分の居場所をズラして生きることができます。競争ではありません。
ビジネスの世界でも学術の世界でも同じです。競争をする技術やノウハウを学び実践するのではなく、自分だけのオンリーワンの分野を確立し、他者と協働するというのが目標です。その点、博士号を「道しるべ」とすることができます。
本書は、著者の体験談も含めて書かれていますが、できるだけ多くの方に参考となるよう普遍化した内容で構成されています。そして、博士号を取得する目的、失敗談、進学した経緯、博士課程のあり方、論文の書き方など、かなり幅広い内容となっていますが、混沌とした時代に、多くの方が自信をもって快活に生きていくための参考としていただければ幸いです。

この方の専門は損害保険等の金融サービスのようで、わたくしがコメントする内容ではないのですが、本書の中に拙著からの引用があります。ただ、その「ジョブ型人材で業界に所属する」のところでは、

濱口一郎『若者と労働』(中公新書ラクレ、2013年)によると、日本型労働市場を「メンバーシップ型」と呼び、欧米型労働市場を「ジョブ型」と呼んでいます。・・・

そもそも、メンバーシップ型、ジョブ型とは、必ずしも「労働市場」に限った話でもないのですが、それはまあいいとして、わたくしの氏名と著書名がいずれも少しずつ違っているようです。

 

 

 

 

 

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コメント

せっかく本を送ったのにこの間違いはずいぶんと失礼な話にように見えますが、この分だとおそらく細かい間違いが本書内には山のようにありそうな気がします。それにしても博士号の取得、自信にはなるでしょうがそんなに強みになるのでしょうか。

このアメージング出版なる出版社を聞いたことがなかったので検索してみました。

http://www.amazing-adventure.net/

あまり買いたくない内容の本が多そうですね(^^;
大手出版社に持ち込んで出版お断りされてこの出版社に持ち込んだのでしょうか。
とすると本の内容も期待しない方が良いかもしれないですね。

一通り読みましたが、著者がどういう研究をしたのかが全く理解できませんでした

山越さんは神戸大学大学院法学研究科博士課程修了ですよね。
hamachan先生にそう言われてしまうとは、神戸大学大学院法学研究科も大したことないのでしょうか(^^;

以前「社会人向け大学院にはかなりいい加減なものがあり、修士論文なしで単位取っただけで修了させるのはケシカラン!」と言う内容の記事を読んだ事があります。
妥当な内容だったかは分かりかねますが、つい思い出してしまいました(^^;

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