いじめ・嫌がらせのあっせん申請件数とパワハラの調停申請件数 866件・368件@『労務事情』9月1日号
『労務事情』9月1日号の「数字から読む日本の雇用」に「いじめ・嫌がらせのあっせん申請件数とパワハラの調停申請件数 866件・368件」を寄稿しました。
https://www.e-sanro.net/magazine_jinji/romujijo/b20230901.html
去る6月30日に例年通り令和4年度個別労働紛争解決制度の施行状況が公表されました。全体の傾向はここ数年変わらず、総合労働相談件数は124万8,368件で微増、民事上の個別労働相談件数は27万2,185件で微減、労働局長による助言・指導申出件数は7,987件、紛争調整委員会によるあっせん申請件数は3,492件とかなりの減少を見ています。ここでは、2014年度に解雇を抜いて以来ずっとあっせん申請の1位であったいじめ・嫌がらせのここ数年の動向を見ておきたいと思います。・・・・・
なお、本号の巻末近くの「Bookshelf」に、『家政婦の歴史』が紹介されています。
家政婦の過労死該当性が争われた国・渋谷労基署長(山本サービス)事件(東京地判令4.9.29)では、家政婦は家事使用人であり、労基法や労災保険法の適用を受けないという理由で遺族の訴えが退けられた。本書は、家政婦は家事使用人ではないとして判決に異を唱える著者が、その論拠を示した一冊である。・・・・
・・・豊富な文献や統計資料が説得力を高めている。
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