特定社会保険労務士の有馬美帆さんも『家政婦の歴史』を書評
労務屋さん、マシナリさんに続いて、特定社会保険労務士の有馬美帆さんにも『家政婦の歴史』を書評いただきました。
https://note.com/sharoushisignal/n/naa340833347d
表紙の帯がドラマ『家政婦は見た』的なかわいいイラストになっていて、書店でも手に取りやすそうな一冊なのですが……。「家政婦」を労働法の視点から調べ尽くし論じ尽くすという、あまりにもマイナー過ぎる内容に売れ行きを心配してしまいたくなるです。
う、売れ行きが悪いと文春の編集者にも合せる顔が・・・
有馬さんは先ず、本書発端の国・渋谷労働基準監督署長(山本サービス)事件について詳しく説明した後、
と、濱口先生の新刊を読んでいて怒りがガンガン込み上げてきたのですが、濱口先生はそんな私をあっけに取らせる展開を見せてくれました。
「そもそも家政婦は家事使用人ではなかった!」
え?え?えええええ?
ここから先はぜひ濱口先生のご本をお読みいただきたいです。
きっと、濱口先生の調査にかける熱意に圧倒されることでしょう。
最後はこう締めくくられています。
濱口先生は「はじめに」で、市原悦子さん演じるドラマ『家政婦は見た』から話を始めて、「あとがき」で見事に話を閉じられています。
2時間ドラマを鑑賞するよりは時間がかかると思いますが、人事労務関係の多くの方々に本書を手に取っていただいて、夏休み期間などにじっくりと『家政婦の歴史』の世界に入り込んでもらいたいと思います。
ありがとうございます。さくさく読めば二時間ドラマと大して変わらないかと。
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