欧州委員会がトレーニーシップに関する労使への第1次協議を開始
去る7月11日に、欧州委員会がトレーニーシップに関する労使への第1次協議を開始しました。
https://ec.europa.eu/social/main.jsp?langId=en&catId=522&furtherNews=yes&newsId=10634
Today, the Commission launches the first-stage consultation of European social partners on reinforcing the EU Quality Framework for Traineeships.
The existing framework sets out 21 quality principles for traineeships that Member States are recommended to put into practice to ensure high-quality learning and adequate working conditions. This includes providing written traineeship agreements, clear learning objectives, as well as transparent information on remuneration and social protection.
トレーニーシップというのは、ジョブ型社会ならではの存在とも言え、当該ジョブに就くだけの十分な資格や経験を持たない若者を、そのスキルを身につけるためのトレーニングだという建前で、実質的に労働者として使いながら、労働者ではないからとまともな給料も払わないということが横行しているからです。ジョブのスキルなんかよりもやる気のある若者であることが何よりも尊重される日本とは正反対ですが、そのために起こる問題を解決するための法的対応を、既に欧州議会が決議で求めていて、今回の労使協議はそれを受けたものという面もあります。
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