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2023年3月27日 (月)

大塚茂樹『「日本左翼史」に挑む』

9784871542296 大塚茂樹『「日本左翼史」に挑む 私の日本共産党論』(あけび書房)をお送りいただきました。

https://akebishobo.com/products/left

この方は、以前中野慶という筆名で書かれた『小説 岩波書店取材日記』を送っていただいたことがありますが、今回は本名での本です。

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2021/12/post-e38d9b.html

このときもそうだったんですが、関心が重なっている部分は確かにあるのですが、関心の焦点が相当にずれているので、大塚さんが熱っぽく書かれているところほど、読む側はあまり興味が持てずにページをめくるだけになりがちです。

 第1章 マルクス主義は輝いていたか
 第2章 戦後学生運動の渦をみつめる
 第3章 なぜ働く者は社会変革を実現できないのか
 第4章 されど左翼は大敗北ではない?!
 第5章 日本共産党の深部を描く
 第6章 一つの歌と人びとの記

タイトルから想像されるように、池上彰と佐藤優の『日本の左翼』三部作を読みながらあれこれと論じていくスタイルなんですが、正直私は佐藤優的な左翼への関心は薄いのです。いや、労働問題との関わりで広い意味での社会主義運動には強い関心を持ってはいるんですが、共産趣味者ではないので、怖い物見たさを超えての関心があまり持てない。まあ、大塚さんの目配りはそれなりに広く届いていて、私の本なんかも取り上げられているんですが。

 

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コメント

 クリスチャンの私としては日本のキリスト教社会主義思想史を読みたいものです。
 日本はクリスチャンは人口の1%しかいないとはいえ、友愛会、戦前の無産者政党、大正デモクラシーの理論的支柱、吉野作造先生など、日本のキリスト教社会主義者は左派の運動に大いに貢献しているのですが、一貫した流れとしてキリスト教社会主義思想史を論じた本は少ないように感じています。

労働運動、労働問題と社会主義、左翼というのは非常に興味深い問題だと思うのですが、最近はほとんど話題にならないですね。大変残念です。学生運動と比べると労働運動はどうにも話題となりづらいような印象があります。赤色労働組合主義の問題も十分総括されたとは思われません。
ところでキリスト教社会主義、うーん、戦後日本ではほとんど存在感がなかったのではないかという気もします。キリスト教徒左翼とのかかわり自体はそれなりにあったのではないかと思うのですが、なんかピンとこないですね。藤田若雄先生も別にキリスト教社会主義というわけでもなかったような。ただ反戦、反天皇制というキリスト教者は頼りになる存在ではありました。反天皇制の集会で会場を貸してくれるのはキリスト教系の関係先だけだったということもしばしば。仏教はダメで体制順応派です。

希流様
コメントありがとうございます。

>ところでキリスト教社会主義、うーん、戦後日本ではほとんど存在感がなかったのではないかという気もします。キリスト教徒左翼とのかかわり自体はそれなりにあったのではないかと思うのですが、なんかピンとこないですね。

 おっしゃる通りで、社会党初の総理大臣、片山哲さん以外には戦後有力な政治家が出なかったですね。もっともこれはのちに片山さんが民主社会党に移ったのも大きいのですが。

>ただ反戦、反天皇制というキリスト教者は頼りになる存在ではありました。反天皇制の集会で会場を貸してくれるのはキリスト教系の関係先だけだったということもしばしば。仏教はダメで体制順応派です。

 私が会員になっている国際人権団体アムネスティインターナショナル日本でも会員にクリスチャンはかなりいるようですし、難民・移民問題、あるいはホームレス問題などの社会問題にに真剣に取り組むクリスチャンは多いですね。
 まあ、何しろクリスチャンは日本人の1%未満です。
 第二次世界大戦中、どの教派も厳しくにらまれてホーリネス教団のように弾圧された教団もありましたからね。

ヨーロッパではすでに組織統合で消滅しましたが、WCLのようなキリスト教系労働運動が一定の力を持っていたように見えます。こうした運動は日本ではやはり見かけませんね。以前見かけたキリスト教事業所連帯合同労働組合が似たような性格かと思いましたが、あくまでそこで働いている人の労働運動ということであって、クリスチャンの労働運動というわけでもなさそうです。キリスト教徒の組合ということで戦闘的な求道者集団のような運動になると強そうではありますが。

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