大解剖! ニッポンの給料@『週刊東洋経済』2023年3月11日号
『週刊東洋経済』2023年3月11日号は「大解剖! ニッポンの給料」という特集を組んでいます。
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昨年までと打って変わり、賃上げを表明する企業が相次いでいます。低迷する賃金が経済成長の阻害要因になっていることに経営者も気づき始めたのです。この賃上げを生産性上昇につなげて成長できるでしょうか。本特集では春闘に集まる異例の熱視線から賃上げラッシュの深層に迫り、若手エリートのコンサル転職やゲーム業界の賃上げレースなど日本企業の人事の新ルールと給与のリアルを大解剖しました。独自試算の主要1400社の40歳年収もランキングしています。
このうち、「[基礎から解説]賃金をめぐるきほんの「き」」では、「定期昇給とベア」「日本ではなぜ賃金が上がってこなかったのか」「生産性と賃金との関係」などについて、解説しています。
とりわけ、「形骸化していた賃上げ闘争 闘わない春闘が日本経済をダメにした 」では、JILPTの荻野登さんやこないだ日曜討論に出ていた首藤若菜さんも登場して、日本の賃金が上がってこなかった経緯を歴史的に解き明かしています。
あと面白かった記事としては、渡邊正裕さんの「報酬水準と勤続年数に注目 ほんとにいい会社とは何か? 」に出てくる各社のマッピング。ガチの成果主義企業、知的ブルーカラー企業、旧い戦後日本企業、プラチナ昭和企業、ボランティアワーカーの5種類に分けてます。
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