平塚眞樹編『ユースワークとしての若者支援』
平塚眞樹編、若者支援とユースワーク研究会著『ユースワークとしての若者支援 場をつくる・場を描く』(大月書店)をお送りいただきました。
http://www.otsukishoten.co.jp/book/b619007.html
若者たちに必要なのは、安心して過ごし、やってみたいことに取り組め、多様な人と交われる「場」だ。ユースワークの公的制度が発達している欧州から学び、「スキル獲得」とは異なる、若者支援実践が共有すべき価値を提示する。
メインは第2章のイギリス、第3章の日本それぞれの若者支援のストーリー。その中でも、
Story 5 ただそばに居ること(勝部皓)
の、サカタという少年の不思議な存在感が記憶に残ります。
1 若者支援とユースワーク
①日本の若者支援をとりまく状況(南出吉祥・乾彰夫)
②ユースワークとしての若者支援(平塚眞樹)
2 欧州のユースワークとその背景
①イギリスのユースワークを描く
Story1 不安定を生きるチェルシーと共に(ダーレン/中塚史行)
Story2 センターはまるで私の一部(チェルシー/北川香・ 乾彰夫)
Story3 顧みられないワーカーの仕事が僕らを変える(キーラット/北川香・乾彰夫)
Story4 若者たちの居る街角で関わりをつくる(タニア・ドゥ・セントクロア/ 平塚眞樹)
②フィンランドのユースワーカーに聞く 自分に向きあい、同僚と語りあう(松本沙耶香・松田考)
③ソーシャルペダゴジー― ユースワークの概念的実践的基盤(横井敏郎)
3 若者が育つ場をつくる
①ワーカーが描くユースワーク
Story 5 ただそばに居ること(勝部皓)
Story 6 「なぁ聞いて!」から始まる日常(國府宙世)
Story 7 思いを形にする--「りあらいず」の挑戦(大口智)
Story 8 「大人は信じない!」からの出発(平野和弘)
Story 9 「あなたのせいではない」と伝えたい(中塚史行)
②若者が語るユースワーク
Story 10 「どこ行く?」「とりあえず、やませい!」(横江美佐子)
Story 11 自分の気持ちがいちばん大事(福井宏充)
Story 12 大好きな“劇”と仲間に出会えて(矢沢宏之)
Story 13 弱さを見せあえた関係性を支えに(廣瀬日美子)
③日本のユースワーカーに聞く 若者に聞くことから始まる(横江美佐子)
4 ストーリーをふりかえる
①若者と共に場をつくる仕事(原未来)
②若者が語るユースワークの場での育ち(大津恵実)
③ユースワーカーが〈書く・伝える〉こと(岡幸江・平塚眞樹)
5 場をつくる実践の射程
①“場”を育てる教育実践としての生活指導(乾彰夫)
②場をつくる学びを組織する地域社会教育(宮崎隆志)
③人を育てる場づくりとしてのコミュニティワーク(木戸口正宏)
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