ブルシット・ジョブもジョブ型のジョブ
https://twitter.com/wagonthe3rd/status/1613325992109690880
そういえば『ブルシットジョブ』ってジョブ型雇用の社会で起こってることって指摘、まだ見かけてなかったな。知らんけど。
いや、知らんでしょうけど、既に指摘しとるのよ。
https://www.rodo.co.jp/column/103943/
・・・という本格的な批判はいくらでも出てくるのだが、ここではややトリビアな話題を。近年流行の「ジョブ型」論でいえば、ブルシット・ジョブといえどもジョブ型社会の「ジョブ」なので、ジョブ・ディスクリプションが必要なのだ。本書88ページ以下には、中身のない仕事の職務記述書をもっともらしくでっち上げるという究極のブルシット・ジョブが描写されている。日本にも山のようにブルシットな作業やら職場やらがあるのだろうが、ただ一つ絶対に存在しないのは、ブルシット・ジョブのジョブ・ディスクリプションを事細かに作成するというブルシットな作業であろう。
なぜなら、日本ではそんなめんどくさい手続きなど一切なしに、もっともらしい肩書き一つで「働かないおじさん」がいくらでも作れてしまうのだから。もっとも、それが良いことなのか悪いことなのかの評価はまた別の話ではある。
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コメント
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『新しい労働社会』と『ジョブ型雇用社会』は非常に参加になりましたので浜口先生には大変感謝しております。
Japan Timesでその貴重な内容を紹介させていただきました。
https://www.japantimes.co.jp/news/2023/01/12/national/jobs-membership-work/
投稿: Colin Jones | 2023年1月14日 (土) 07時57分