フォト
2024年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ

« 日本の労働学者の皆さんだって、このことは何10年も前から分かっていたはずなのに | トップページ | さすが老人雑誌の躍如としてめ面目ない »

2023年1月29日 (日)

リスキリングとOJTと育児休業と

そもそも日本型雇用システムにおいては、リスキリングなどと称して会社のよそで一生懸命勉強しても会社は評価してくれず給料も上がらない(下手したら仕事をおろそかにして下らねえことしやがってと叱られる)。

それよりも会社の中で上司のみている前で、オンザジョブトレーニングよろしく、おぼつかなくても一生懸命仕事に取り組んでだんだんできるようになっていくのを評価してくれて給料も上がっていく。

日本の会社が評価するスキルアップというのは、会社のよそでやるリスキリングとやらではなく、会社の中でやる仕事そのものと二重に重ね合わされたOJTなのだ。

という構造の中で、育児休業なんぞをとってるというのは単に仕事をしていないというだけではなく(その分はノーワークノーペイでどこでも同じ)、OJTという形でスキルアップに一生懸命取り組むということをやっていないというマイナスにみられてしまう。

だから、と私は想像するのだが、だから、例のいま話題になっている問答のもとになった発想というのが生まれてきたのではないか。

OJTという形でのスキルアップをやらない育児休業中といえども、ちゃんと別の形でスキルアップをやっていますよ、と。

しかも、育児休業中でOJTがそもそもできない期間なのだから、いくら政府が笛を吹いても肝心の日本の会社の中堅層が全然その気になって踊ってくれないリスキリングという奴を売り込むのに最適ではないか、よしこれで行こう、と。

そこの根っこに構造的な問題があるのはいうまでもないが、そういう構造的な問題抜きのやや浅い論評ばかりが横行するのも哀しい見ものではある。

« 日本の労働学者の皆さんだって、このことは何10年も前から分かっていたはずなのに | トップページ | さすが老人雑誌の躍如としてめ面目ない »

コメント

斗比主閲子の姑日記に引用されました。こちらはいろんなデータを駆使して、上で述べたことをずっと説得力ある言い方で語っています。

https://topisyu.hatenablog.com/entry/2023/01/31/073000(産休育休 × リスキリング × 日本型雇用システム = 混ぜるな危険!)

まあ、企業が「貴方には、こういうことを期待しているから
こういう資格を取って欲しい」みたいなリスキングは、既に
日本企業はお得意ですからね。むしろ、現社員に限らずに、
「広く社外に開かれた労働市場」の中で「リスキングをして
スキルアップをした人材を(再?)評価をする」というのが
日本企業は苦手なんですけれどね。現社員のスキルアップを
支援をするように政府が日本企業に働きかけるんですかね?
リスキングして育休後に別会社に転職というのなら、まあ、
別に育休に限らなくてもいいですわね。さて、一体、どちら
側の話をしているのやら

大方の日本企業は、本音ではリスキリングに積極的な従業員を歓迎していない。むしろ、会社の業務にただ忠実であることだけを望んでいるのではないでしょうか。
私も「こういった資格を取得したいと思います。」と面談時に上司に言ったところ、鼻で笑われた経験があります。

> 育児休業中でOJTがそもそもできない期間なのだから、いくら政府が笛を吹いても肝心の日本の会社の中堅層が全然その気になって踊ってくれないリスキリングという奴を売り込むのに最適

育児休業中のリスキリングが良い(もちろん、当該使用者の指示でトレーニングを行うのであれば、当該業務の休業にはならない)として、副業は良いのかしらね?

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 日本の労働学者の皆さんだって、このことは何10年も前から分かっていたはずなのに | トップページ | さすが老人雑誌の躍如としてめ面目ない »