百万回説きに説いても全く通じていない世のインチキ商売「じょぶがた」の根強さ
こんなことばかり指摘するのはもういい加減いやになるのですが、
https://twitter.com/tomo_k/status/1605110080415797249
ジョブ型雇用って正直めちゃくちゃ肌に合わない。”個々人が高い目標を掲げて――”って全員に意識高い系になれって圧力を掛けられているように感じる。「これまで通り頑張ります」を許されない雰囲気を感じる。
https://twitter.com/tomo_k/status/1605111536841654272
「飯のために働いています。以上」でええやん。
もう長年、百万回いや十億回以上繰り返し説きに説いているつもりなんですが、力及ばず、嘘八百の「じょぶがた」を売り歩くインチキ商売人の影響力の前にはなかなか及ばないのでしょうね。
末端のヒラ社員に至るまで「個々人が高い目標を掲げて」って「全員に意識高い系になれって圧力を掛け」るのが、特殊日本的なメンバーシップ型なんであって、それこそ係員島耕作は課長島耕作になったつもりで、係長島耕作は部長島耕作になったつもりで、経営者目線でがんばれ、などと、ジョブ型社会では絶対にあり得ない発破をかけられる。ジョブ型ってのは、そもそも頑張らないものなんだよ。
そういうのは、経営管理というジョブにはめ込まれたそのスキルのあるはずの人がやることであって、我々ランクアンドファイルは雇用契約で決められたことだけしっかりやらして貰いまっさ、まさしく言葉の正確な意味で「飯のために働いています。以上」 というのが、日本以外のすべての社会で当たり前のジョブ型ってものなんだが、そこが全く180度真逆に理解されてしまっている、というところに、メンバーシップ型以外の何物でも無い代物を、近頃はやっていて銭になるとばかりに「ジョブ型」という嘘八百のラベルを貼り付けて売り歩く、近頃目に余る「じょぶがた」インチキ商売人の悪影響が黒々と塗りたくられている感がありますな。
« 『POSSE』52号 | トップページ | 日本的文脈の「ホワイト企業」が「成長できない」になる理由 »
コメント