熊谷謙一『SDGs実現へ、新しいステップ』
熊谷謙一さんの『SDGs実現へ、新しいステップ ~労使の役割と現代CSRの活用~ 』(日本生産性本部労働情報センター)をお送りいただきました。
https://bookstore.jpc-net.jp/detail/books/goods004065.html
SDGsは2015年のスタートから2030年のゴールに向けて折り返し点を迎え、これまでの共感と理解の段階から、実践と達成へのステップへの移行が求められている。いま求められていることは、社会の核となる組織での取り組みの質的な強化である。とりわけ、企業と労働組合は、市民組織と連携しながら、具体的な活動を強化し、その本気度を社会に示していかなければならない。
幹部がバッジを付ける、CSR報告書やサスティナビリティレポートで一通り紹介するような活動は切り替える必要がある。本書はそのような考えから、労使の職場リーダーなどを対象に、SDGsの背景、構成と内容、推進のメカニズム、企業での実践を解説し、実現に向けての取組みを提案している。
冒頭、企業でCSR担当課長になった佐藤二朗さん(比企能員ではない)、労働組合支部長の高橋芳恵さん、NGOスタッフの加藤伸介さんが登場し、それぞれの立場からSDGsってなんだろうと考え始めるところから始まります。
PART1:SDGsを理解する
第1章 今ある危機から人と地球を守る
第2章 SDGsはこのように生まれた
第3章 SDGsのねらいと内容をつかむ
第4章 SDGsはどう推進されているか
第5章 海外のSDGsこんな取り組みがPART2:SDGsを実践する
第6章 労使による実践を推進する
第7章 「ビジネスと人権」の取組み
第8章 ESG投資の活用と課題とは
第9章 現代CSRを基盤にSDGsを実現
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