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2022年12月20日 (火)

『POSSE』52号

79e39dcc557c544ce4ee 『POSSE』52号をお送りいただきました。今号の特集は「奨学金を帳消しに! 立ち上がる借金世代」です。

https://info1103.stores.jp/items/6391680a14313b1b12ad6116

[特 集]奨学金を帳消しに! 立ち上がる借金世代
小島庸平/岩重佳治/アストラ・テイラー/奨学金帳消しプロジェクトメンバー座談会

低賃金・不安定な労働市場が広がり国家による社会保障も不十分な状況では、「普通」とされている生活を送るために、私たちは借金に頼らざるをえない。
賃金低下が続く2000年代以降、こうした傾向はますます強まっており、低賃金・不安定な労働と貧困そして借金が、若者の生活に影を落とし、未来への可能性を奪っている。なかでも「奨学金」という名の借金は若者に重くのしかかり、本人だけでなく保証人となった家族をも巻き込みながら、世代をこえて家族破産の危機すらも引き起こしている。
本特集では、若者の貧困を、奨学金・借金という視点で、改めて可視化することを試みた。そして、奨学金制度についての問題点を、現場の実態や歴史的観点から掘りさげる。さらに、この状況を変えようと立ち上がる借金世代の運動を取り上げ、その可能性を探る。

目次
[巻頭インタビュー]
パンデミックとジェネレーション・レフト
キア・ミルバーン(政治理論家)

[特 集]奨学金を帳消しに! 立ち上がる借金世代

「サラ金」化する奨学金
―歴史的視点から制度の根幹を問い直す
小島庸平(東京大学准教授)

自己破産は権利!
―返済できない場合には積極的に活用しよう
岩重佳治(弁護士)

立ち上がる借金世代
―なぜ私たちは奨学金帳消しプロジェクトを立ち上げたのか
岩本菜々(奨学金帳消しプロジェクトメンバー)

奨学金帳消しプロジェクトメンバー座談会
自己責任では生きていけない! 借金世代のリアルと社会運動

奨学金「過払い」の闇
―相談事例から見るJASSOの問題点
本誌編集部

債務者よ、団結せよ! 恥以外に失うものはなにもない
アストラ・テイラー(デット・コレクティブ共同代表、映画監督、作家)

奨学金問題から見えてきた新しい貧困運動の形
―「被害者救済」運動を超えて
青木耕太郎(総合サポートユニオン共同代表)

[ミニ企画]『貧困理論入門』刊行記念 反貧困の理論と運動をアップデートせよ

貧困理論から生存権を問い直す
―生活保護引き下げ訴訟は何と闘っているのか?
喜田崇之(弁護士)×志賀信夫(県立広島大学准教授)

貧困理論は「二〇世紀型」から脱却できるのか
―優生思想ではなく、連帯による自由の平等を
志賀信夫(県立広島大学准教授)×渡辺寛人(本誌編集長/POSSE事務局長)

[単 発]

ジェンダーから労働・貧困を考える
―「生理の貧困」と「更年期離職」
谷口歩実(「#みんなの生理」共同代表)×青木耕太郎(総合サポートユニオン共同代表)×竹信三恵子(ジャーナリスト、和光大学名誉教授)

若者の貧困の現状と生存戦略の変容
今岡直之(NPO法人POSSE生活相談チーム)

[連 載]

父の過労死 会社と闘ってきた10年間
第4回 苦しみながら闘った裁判
高橋優希

映画のなかに社会を読み解く
最終回 ファッション映画から社会を読み解く
『オートクチュール』『プラダを着た悪魔』『クルエラ』『ファントム・スレッド』『メイド・イン・バングラデシュ』
西口想(文筆家・労働団体職員)×河野真太郎(専修大学教授)

スポーツとブラック企業
第13回 アントニオ猪木とブラック企業経営者
常見陽平(千葉商科大学国際教養学部准教授)

『資本論』体系と資本主義システムの形態変化
(3)恐慌論の体系からポスト資本主義の体系へ
佐々木隆治(立教大学経済学部准教授)

POSSE最新ブックレビュー

INFORMATION 

『サラ金の歴史』の小島庸平さんが、サラ金と奨学金それぞれの歴史をたどりながら論じているインタビュー記事がとても面白いです。

・・・サラ金は、極端に言えば「死人は出てもいいから死金を出すな」と考えていました。・・・保険金による誤った動機付けが自殺を誘発し、結局、サラ金への強力な規制を招き寄せる要因になりました。

ひるがえって現行の奨学金制度の運用はどうでしょうか。本来、教育的な目的で行われているはずの奨学金制度であれば、サラ金と違って「死金」が出てもいいと思うんです。・・・しかし今、自己責任論のもとで「借りた金は返さない奴が悪い」「死人が出ても死金を出すな」という方向で制度が運用されているようにも見え、危惧しています。・・・

まあ、サラ金にとっては返ってこない金は全て死金ですが、国にとって奨学金を貸し付けた国民がどういう状況であることが「死金」であり、「生きた金」であるのか、ということを考え直してみる必要があるということなのでしょう。

 

 

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