光成美樹『[環境・気候変動]情報開示ルールの潮流』
光成美樹『[環境・気候変動]情報開示ルールの潮流 規制と市場動向によるサステナビリティ経営の深化』(経団連出版)をお送りいただきました。
https://www.keidanren-jigyoservice.or.jp/pub/cat/558d6c83105bb8a2cf4f1ff573969328b55a8cd4.html
昨今、上場企業を中心に求められている気候変動をはじめとするサステナビリティに関する情報開示と、その情報を活用して拡大するESG投資などの金融市場の動きを、主要なキーワードを通してQA形式で取りまとめました。
海外から取り入れられた環境規制や政策名は、カタカナやローマ字表記が多いため、キーワードをわかりやすく概説し、ESG経営や気候変動の大きな流れを、企業経営や実務にかかわる方々に必要な時に少しずつ読んでいただけるように構成しています。サステナビリティの情報開示については、IFRS財団の動きや、TCFDに次いでルール策定が進むTNFD、欧州やアメリカの規制動向を紹介するとともに、TCFDに準じた情報開示に必要な、CO2の算定、目標設定、物理的リスク評価などの実務情報に加え、カーボンプライシングやサーキュラー・エコノミーなど、環境政策のキーワードを取り上げました。
情報開示とともに発展するESG投資やSDGs債などの金融市場の動向も概説します。
正直言うと、労働や人権関係の情報開示と違って、この環境気候変動関係のトピックにはそれほどの関心は持っていないのですが、手法としては共通するものが多いので、その観点からは興味深く読めそうです。
Ⅰ章 サステナビリティ情報開示ルールの進展
Ⅱ章 TCFDと気候変動に関する情報開示
Ⅲ章 気候変動政策と環境規制
Ⅳ章 金融市場におけるサステナビリティの推進(ESG投資とSDGs債)
Ⅴ章 財務情報に組み入れられた環境費用(環境債務と資産除去債務)
Ⅵ章 参考資料(資産除去債務に関する会計基準)
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