フォト
2023年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ

« 【本棚を探索】マイケル・サンデル『実力主義も運のうち 能力主義は正義か?』 | トップページ | 髙橋哲『聖職と労働のあいだ』 »

2022年6月10日 (金)

雇用保険の歴史@『社労士TOKYO』2022年6月号

Image0-15 東京都社会保険労務士会の会報『社労士TOKYO』2022年6月号に「雇用保険の歴史」を寄稿しました。

 現在の雇用保険法が失業保険法という名前で制定されてから75年が経ちました。広範かつ膨大なその歴史を数ページでまとめることはほぼ不可能ですが、今年の改正の中心が保険料率であったことから、そこを糸口としつつ給付のあり方を概観していきたいと思います。まず、法制定以来の保険料率(雇用保険法以後は失業等給付の保険料率)と受給者実人員の推移をみましょう。びっくりするのは、制定当時の2.2%(これを労使折半、以下同じ)が、2020年度には前年の0.6%からたった0.2%にまで下がっていたことです。もっとも、これは育児休業給付が独立して0.4%の保険料率となったからですが、コロナ禍がまさに襲いかかろうとしていたその時に、極限まで保険料率を下げようとしていたというのは、この上ない皮肉です。・・・・・

 

 

« 【本棚を探索】マイケル・サンデル『実力主義も運のうち 能力主義は正義か?』 | トップページ | 髙橋哲『聖職と労働のあいだ』 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 【本棚を探索】マイケル・サンデル『実力主義も運のうち 能力主義は正義か?』 | トップページ | 髙橋哲『聖職と労働のあいだ』 »