残業時間の上限規制、割れる意見 「スタートアップ企業は対象外に」提言が波紋@朝日新聞
今朝の朝日新聞に、「残業時間の上限規制、割れる意見 「スタートアップ企業は対象外に」提言が波紋」というインタビュー記事が載っています。
https://www.asahi.com/articles/DA3S15328817.html
スタートアップ企業は残業時間の上限規制の対象外にすべきだ――。経済同友会が4月に出したそんな提言が波紋を呼んだ。過労死などにつながる長時間労働を認めることになりかねないからだ。提言をまとめた同友会の間下直晃・副代表幹事(ブイキューブ会長)と、労働法制に詳しい濱口桂一郎氏に話を聞いた。
私は、労働者の仕事によっては労働時間規制は多様であっていいと思いますし、経済同友会の方の気持ちも分かるところはあるのですが、それにしてもこの議論は筋が悪いと思います。というのは、インタビューの最後で述べているように、
・・・今回の提言を読む限り、労働者の属性には触れておらず、「たまたま雇われた企業がスタートアップだった」という企業の属性だけでしか(規制の有無を)考えていない。「労働者がどんなジョブ(仕事)をしているかは関係なく、どんな会社に属しているかがすべてだ」という日本的なメンバーシップ(会社の構成員)感覚の強さがよくあらわれている。
からです。
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運用的には「いつまで」の期限が切れないのがダメですね。リ○ルートは今でもスタートアップです!って言ってきそうだし。
投稿: ちょ | 2022年6月20日 (月) 20時35分