『近江絹糸争議斡旋経過―中央労働委員会による―』
JILPTからブックレットという形で、『近江絹糸争議斡旋経過―中央労働委員会による―』が刊行されました。ややマニアックな分野に見えますが、戦後日本労働運動史において数少ない労働側が勝利を収めた大争議の歴史を、当時中央労働委員会に勤務していた人のメモをもとにした本として、なかなか興味深い資料になっています。
https://www.jil.go.jp/publication/ippan/booklet/04.html
「近江絹糸争議」の斡旋作業の経過に関わる貴重資料!
―戦後の労使関係の形成過程の研究にとって有益な情報を提供―1954年に発生した「近江絹糸争議」。人権争議とも称され、労使間の激しい対立だけでなく、解決に向けて政府・財界を巻き込み、海外からも注目を集めたことから、その影響は大きく、最終的に解決に導いたのは第三者の立場から調停を行った中央労働委員会でした。
本資料は、同争議を担当した中央労働委員会の職員が斡旋作業に携わる中でメモとして残して保存していた資料をもとに、解題や争議経過などを追加して取りまとめたものです。
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