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2022年2月14日 (月)

ウイグル族の労働環境@ILO条約勧告適用専門家委員会報告

Wcms_836654 こういう記事があったので、さっそくILOのサイトに行って、条約勧告適用専門家委員会の年次報告書を見てみました。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/160177

【ジュネーブ共同】国際労働機関(ILO)は各国によるILO条約履行状況を検証した年次報告書を14日までに公表し、中国新疆ウイグル自治区でウイグル族が置かれている労働環境に「深い懸念」を表明、ウイグル族などの少数民族が雇用機会や待遇で差別的扱いを受けないよう、中国に改善を求めた。

https://www.ilo.org/wcmsp5/groups/public/---ed_norm/---relconf/documents/meetingdocument/wcms_836653.pdf

中国については、国際労連の訴えをもとに、514ページから521ページにかけて詳しく取り上げています。

China
Discrimination (Employment and Occupation) Convention, 1958 (No. 111)
(ratification: 2006)
With reference to its previous comments, the Committee recalls the observations by the
International Trade Union Confederation (ITUC) received on 16 and 28 September 2020 and notes that
additional observations by the ITUC were received on 6 September 2021 reiterating and supplementing
its previous observations. The Committee also notes the Government’s reply received on 19 November
2020 and the additional information communicated by the Government on 30 August 2021 in reply to
the Committee’s direct request.・・・

中国

差別(雇用と職業)条約、1958年(第111号)

(2006年批准)

以前のコメントに参照して、委員会は2020年9月16日と28日に受け取った国際労連(ITUC)による意見を想起し、以前の意見を補完する2021年9月6日に受け取ったITUCによる追加的意見を記録する。委員会はまた2020年11月19日に受け取った政府の回答と委員会の直接請求への回答として2021年8月30日に政府から通知された追加的情報を記録する。・・・・

というわけで、実は中国はILOの差別禁止条約を2006年に批准してるんですね。その頃は批准しても大丈夫だと思っていたのか、その辺はよくわかりませんが、とにかく前政権時に批准しているものだから、本当に守っているのかと、こうしていろいろ突っつかれるネタにもなるわけです。自分で守りますと宣言しているんだから、戦狼よろしく内政干渉だと蹴飛ばすわけにはいかないのですね。

さて、ここに縷々書かれていることはリンク先をじっくり読んでいただければと思うのですが、この一節をぱらぱらと見ていて、あれ?と思ったのが、ウイグル族の綴りでした。

519ページのこのパラグラフを見ていると、

The Committee recalls that, in its previous comment, it referred to the concluding observations by the United Nations Committee on the Elimination of Racial Discrimination (CERD) regarding the situation in the Xinjiang Uyghur Autonomous Region. It notes that the CERD was alarmed, inter alia, by: (1) “numerous reports of the detention of large numbers of ethnic Uighurs and other Muslim minorities, held incommunicado and often for long periods, without being charged or tried, under the pretext of countering religious extremism”; (2) “reports of mass surveillance disproportionately targeting ethnic Uighurs”; and (3) “reports that all residents of the Xinjiang Uighur Autonomous Region are required to hand over their travel documents to police and apply for permission to leave the country, and that permission may not come for years”. ・・・・

わかりますか?UighurとUyghurが入り混じっているんですね。ぱっと見、新疆ウイグル自治区の方はUyghurで、民族としてのウイグル族はUighurかと思ったけど、そうでもなさそうです。この辺、詳しい人に聞いてみたい気がします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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コメント

こういう記事を見つけました。
      ↓
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/uyghur-spelling-09062010161733.html

新疆ウイグル自治区民族語用語正規化委員会は、この問題に関する調査や関連専門家との協議に基づいて、発音[ujγur]に対応するスペルUyghurを英語表記として使用することを勧告する

しかし、中国の公式報道機関は、英語の報道でしばしば”Uighur" or "Uygur" を使っている。

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