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2021年12月16日 (木)

大塚久雄著,小野塚知二編『共同体の基礎理論 他六篇』

595687 大塚久雄著,小野塚知二編『共同体の基礎理論 他六篇』(岩波文庫)を、編者の小野塚さんよりお送りいただきました。ありがとうございます。

https://www.iwanami.co.jp/book/b595687.html

それにしても、卒然と「いまどき大塚史学かい」と思ったあなた、その「いまどき」という言葉の裏にどういうあれこれがあるのかを、改めて考えてみるうえで、本書はとても有益です。素直に、大塚久雄の一言一句を読むための岩波文庫ではなく、いま、口先ではマルクス主義を奉じているふりをしつつも、封建制を経験しないアジア的生産様式が近代化なき産業化の道を驀進しつつある中国という大いなる大塚理論への反証が目の前にせり上がりつつあるこの21世紀の現代においてこそ、批判的眼差しを以てじっくりと読み返されるべき「名著」なのでしょう。

そして、本書の最大の読みどころは、40ページを超えるその「解説」の、とりわけ終りに近いあたりですので、推理小説の解説と違って、本書では解説を真っ先に読んでしまって構いません。そうしてから大塚の文章を読むと、おそらく素で読みだしたのとは違ったいろんな味わいが味わえます。

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コメント

大塚先生と言えばやっぱりマックス・ウェーバーの「プロ倫」を訳したことで有名ですね。
しかし「プロ倫」は原著の解説まで忠実に訳したものだから、一般人には分かんなくなってますね。
私はおかげで一時マックス・ウェーバーに否定的になったくらいです。

まあ、岩波文庫にはよくある事です。
ジョン・メイナード・ケインズの名著「一般理論」を間宮陽介先生に訳させたら、塩野谷祐一先生訳より分かんなくなったり、水田洋先生にアダム・スミス「国富論」訳させたら、「神の見えざる手」が「神の見えない手」となっていてむしろ悪くなっていたり、などなど。

岩波文庫は日本の「リベラル」の社会科学者の墓場なのでしょうか(^^;

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