こういう人事部長さんには向かない本
人事部長 非常に勉強になる。が…
2021年11月8日に日本でレビュー済み日本の雇用の歴史的背景や変遷など、奇妙な労働習慣を明らかにし、勉強になる。
しかし、「ここがおかしい」と論じるだけに留まり、その先の解決に向けた提言がほぼ無い。
「ジョブ型雇用は本来、こういうものだ」「日本の雇用はミステリーがいっぱい」
ここまでは、よくわかる。一方で、今後は、企業はどうすべきかについての提言が無く、批判一辺倒でおわるため、消化不良感が強い。
ふむ、「非常に勉強になる」けれども、評価が低いというのは、「こうしたら間違いなくうまくいくぜよ」という自信たっぷりなご託宣がないからなんでしょうね。
恐らくこういう人事部長さんには、見当外れの事実認識と、薄っぺらな分析に基づいて、その場の思いつきみたいな処方箋が、これでもかこれでもかと繰り出されているような類いの「ジョブ型」本こそが、「実践的」なものに見えるのでしょう。
そういう人にはそういう本がふさわしいので、別段個人の書籍の消費性向をどうこう申し上げるつもりはないのですが、この方がほんとにどこかの会社の人事部長さんだとしたら、その会社の方々はちょっと可哀想だな、という気がしないでもありません。
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