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2021年11月13日 (土)

出来たばかりの国家の初年度予算・・・・

世の中には、ケーザイ学の教科書ないし啓蒙書の外側に、生身の人間たちが互いに血を流しあって国家なるリヴァイアサンを作り上げるプロセスなるものがあるということについて到底思いが至らないような類の人々がいるんだな、という諦念にも似た感想を抱くしかないのですが・・・・

https://twitter.com/mansaku_ikedo/status/1458092428796235780

出来たばかりの国家の初年度予算は、当然税収などまだ入って来ていないので、全額新たな通貨発行によって、予算が出されます。この例からも良く分かるように、税は財源ではなく、予算は通貨発行によって実行されるのです。

神の実験室たるフェッセンデンの宇宙の中に、経済学の教科書に書かれている要素のみからなる「国家」なる仮想物をこしらえて、その初年度予算なる代物を脳内であれこれ想像するのはもちろん自由ではありますが、この太陽系第三惑星の陸地上にうごめく有象無象が侵略搾取収奪武装闘争の挙げ句に造り上げる「国家」なるものが、いかなる手段によってその暴力装置非暴力装置の総体の作動を調達してきたのか、その出来たばかりの「国家」とやらの「通貨」なるものをいかなる暴力装置非暴力装置の駆使によって「国民」と称されるべきであるところの人々に強制することが可能であるのか、という、高校世界史の教科書を瞥見するだけでも少しは想像力が及びそうな事柄を、はるかかなたの冥王星あたりに置き忘れてきたようなこういうセリフが、平然と何の衒いもなく口に出せるということの中に、ある種のケーザイ学信奉者たちの超絶技巧的現実離れ感覚の一端が垣間見えますな。

 

 

 

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コメント

例えば、大量にヘリマネして(めでたく?)インフレになったら、そこで想定していた、お値段では業者が受けてくれないといったことが起こるんですけどね。
経済学の教科書を読めば、多分、分かることだとは思うんだけど。

 日本で 池戸 万作 大先生よりたいへん有り難いお話をうかがったらしい(?)、北朝鮮の金正恩総書記はさっそく、経済建設と人民生活向上のため、新しい中央銀行の金券「トンピョ」を発行されたそうですよ。
 ところが、どうしたことでしょう、もしかして彼の国にもhamachanとかいう悪党の誹謗中傷が伝わったからでしょうか、彼の国においては敬愛する総書記同志が発行された「トンピョ」の受け取りを拒否したり、額面以下に割り引いて(額面5000ウォンを4000ウォンや3800ウォン)使用したりする不逞の輩が大量に出現し、経済の混乱が生じているとのこと。
 どうやら、彼の国では、池戸大先生の教えを現実化するには、hamachanのような流言飛語を広げ、民心を乱す輩に対して「党的、行政的、法的に強く対策を講じなければならない」ようですね。

(以上は、石丸 次郎氏(アジアプレス大阪事務所代表)の Yahoo!ニュース 個人 11月13日(土)付記事「北朝鮮<絶対秘密>文書を入手 財政悪化で紙幣発行停止 臨時金券「トンピョ」で混乱発生も赤裸々に」(https://news.yahoo.co.jp/byline/ishimarujiro/20211113-00267730)のご紹介です。)

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