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2021年10月 4日 (月)

『ジョブ型雇用社会とは何か』重版決定

71cahqvlel_20211004201901 先月の9月17日に刊行された拙著が、ほぼ半月で重版が決定しました。

https://twitter.com/Iwanami_Shinsho/status/1444968977625542656

話題の新書『ジョブ型雇用社会とは何か』も重版が決まっています。ジョブ型がニュースの見出しを飾る機会がどんどん増えていますが、この本がジョブ型、そして日本の働き方を特徴であるメンバーシップ型についても正しい理解を与えてくれます。

これもすべて、全国の読者の皆様のおかげです。ありがとうございます。

重版決定に合わせたわけではないのでしょうが、お二人がブログで詳しい書評を書かれています。

一人は労働弁護士の水口洋介さんです。

http://analyticalsociaboy.txt-nifty.com/yoakemaeka/2021/10/post-b70492.html

濱口桂一郎氏ことハマチャンが2009年7月発行の「新しい労働社会-雇用システムの再構築へ」(以下、「前著」と言う。)の続刊です(以下、「新著」と言う。)。新著の狙いは、2020年に経団連が「ジョブ型」を打ち出し、マスコミ(特に日経)がジョブ型への転換を煽るようになったが、その「ジョブ型」の理解は、著者の打ち出したものとは似ても似つかぬ、大間違いなので、その誤りを正すことを目的としているとのことです。

もう一人は以前から拙著を詳しく読んでいただいているマシナリさん。

http://sonicbrew.blog55.fc2.com/blog-entry-832.html

ということで、個人的にはこれまでのhamachan先生の言説の中でもダントツに頭の中が整理されたように感じました。といいながらこれも全く個人的な感覚ではありますが、hamachan先生の言説に触れると「遠大な課題に立ち向かう徒労感とそれに抗う意地」のようなものが私の内部から沸々と湧いてくるのを感じるところでして、本書でもしっかりそれは感じられます。ただし、『新しい労働社会』から本書に至るまでの間に曲がりなりにも働き方改革が進められて労働時間の物理的な上限規制が実現したこともあって、理路を正しく追っていけば進むべき方向へ社会が動いていく可能性があるという安心感も感じました。

ちなみに、丸善丸の内本店(オアゾですね)の週間ベストセラーでは新書部門第3位だそうです。

https://twitter.com/maruzen_maruhon/status/1444581525282955272

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