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2021年10月31日 (日)

海老原嗣生さんの拙著書評

71cahqvlel_20211031182001 海老原嗣生さんが産経新聞で拙著を書評しています。

https://www.sankei.com/article/20211031-KOLDU6JC65OLRIGNHEISP575YU/(『ジョブ型雇用社会とは何か 正社員体制の矛盾と転機』 本家と乖離 日本の人事論)

ジョブ型の人事制度を導入―。昨今、こんな言葉をよく目にする。もともと、この語は欧米の雇用システムと日本のそれを比較するために用いられたものだ。欧米がジョブ型、対して日本はメンバーシップ型という。ジョブ型に変えれば日本型雇用の旧弊を清算できるだろうと、企業は好んでこの言葉を使う。ただ、それは本物の欧米型とは似ても似つかない。そんなカオスの中、「ジョブ型・メンバーシップ型」の名付け親の濱口桂一郎氏 が、重い腰を上げた。

海老原さんはこの問題についてはむしろ私の同志の側なのですが、拙著の言いたいところを的確に伝えてくれています。

・・・濱口氏や私は、事あるごとに「なんちゃってジョブ型」の本家本元との乖離(かいり)を指摘していた。そうした批判を受けてか、「日本的ジョブ型」なる語が多用され出した。直訳すれば「日本的欧米型」。まったく、自家撞着(どうちゃく)にもほどがある話だろう。

 

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