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2021年9月 1日 (水)

メンバーシップ型正規職員とボランティアしかいない世界

夏野剛さんの11年前のこのツイートが話題になっていますが、

https://twitter.com/tnatsu/status/20171540595

児童福祉センターの職員の半数はボランティアにしたらどうだろうか。配属で「たまたま」担当になった人だけではいざというときに子どもは救えない。使命感を持った「子どもを救いたい人」が行政側にいるべき。余計なことだがそれぐらいの「おせっかい」がないと、社会の財産である子どもを救えない。

ただ働きさせるのか云々という批判が山のように付いていますが、実はこういう議論が出てくる背景には、専門性を否定するメンバーシップ型正規職員と、十把一絡げの非正規職員しか存在し得ない現在の公務員制度、というか日本の雇用システムのあり方の問題があるわけです。

もちろん、終戦直後に制定された公務員法は、もともとは徹底したジョブ型であったはずですが、職階制も施行されることなく、民間よりも完璧なメンバーシップ型世界になってしまいました。その結果、正規職員は専門性を持たず、何でもできるけれども何にもできない、人事異動でいろんな部署をぐるぐる回る人となり、当該部署にずっといて専門的な仕事をする人は非正規職員化して行くという事態になっていったわけです。

当該ジョブに使命感を持って入職した本来のジョブ型正規職員という発想が欠落したまま、この惨状を見てぱっと思いつくのが、当該ジョブに「使命感を持った」ボランティアを持ち出すことでしかない、というのは、しかし実のところ大部分の人たちだって五十歩百歩ではないでしょうかね。

今回のオリンピックでも、一番大事な専門性を求められるところで平然とボランティア頼みみたいな話しになっていましたし。

そもそも配属でたまたま担当になった人がやるというメンバーシップ型の仕組み自体には手をつけずに、アドホックに非正規職員やボランティアで済ませようというやり方でやっていくと、挙げ句の果てはどうなるかという問題意識をもてるかどうかですが。

 

 

 

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コメント

> それぐらいの「おせっかい」がないと、社会の財産である子どもを救えない。

弱者救済を、公的な資金ではなく、ボランティアの善意に大きく依存させようとすると、そのような行為の価値を高く褒めそやす必要が発生しますし、また、貶めるような発言を否定する必要も発生しますね

もしかしたら、バラモンとか、DaiGoとか、と関係あるのかな?

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