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« 広田照幸『陸軍将校の教育社会史』(上)(下) | トップページ | シングルマザーの労働法政策@『労基旬報』2021年7月25日号 »

2021年7月19日 (月)

インクルーシブ教育の落とし穴

今炎上している一件自体にはコメントは差し控えておきますが、これが突き付けているのはやはり、インクルーシブ教育という崇高な名目で、その崇高な理念を共有する大人たちがこしらえあげたご立派な枠組みの中に、しかしながら(表面上の模範的な受け答えはともかく)なんらそのような崇高な理念を共有していないお子様たちを放り込んで、さあ、健常者も障がい者も共生するスバラ式インクルーシブな世界だ、とばかりやろうとすると、ガキどもの自治によって生み出されるのは、小松左京の「お召し」のごとき可憐に麗しき世界などではなく、最大限よく言って『蠅の王』になってしまうということなんでしょうね。

 

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コメント

好きに集まって、好きに自治するんなら、ハッピーな世界が出来そう、
というよりも、出来ないんだったら、離散するだけでしょうが。

「自治」と「外的な共生」が矛盾しがちなのは、ほぼ自明だし。
要するに、実態は「檻に閉じ込めてはみたが、監督放棄した」という。
檻に入れるの(共生)を止めればいいだけなのに、何なんでしょうね。

わざわざ、同じ轍を踏みに行く政府と世間。しょうもな

> 政府として共生社会の実現に向けた取り組みを進めており、こうしたことに照らしても全く許されるものではない
https://twitter.com/asahicom/status/1416972633699241986

過去の犯罪をテレビで自慢をしている人が、ここにいるようなんですが。
こちらは、放置でよろしいんでしょうかね?

> 写真誌に苦言の福山雅治に「ぶん殴りゃいいんだよ」
> 「新・情報7DAYS ニュースキャスター」に生出演
> 「俺みたいに、ぶん殴りゃいいんだよね」とフライデー襲撃事件を踏まえ言及
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/3433764/

進学校なんだけど、進学先のレベルがバラバラみたいですね。
こりゃあ、生徒同士、お互いの存在が邪魔に感じられますわ。
まあ、多様性、ということで、これでいいのかもしれません。

どっちかと言うと、学校のメンバーシップ制を否定する方向の判断ですね。
ここも「メンバーシップ教育万歳」のところなのでは?、と思うのですが。
 
> 同級生2人とその両親・学校側に、あわせて1760万円の損害賠償を求めていました。判決で神戸地裁は、「暴行の程度は軽微だが、これを一つの契機として不登校になった」などとして、同級生2人の両親にあわせて55万円の賠償を命じました。一方、学校側への訴えは「対応が不適切だったとは言えない」として棄却しています。
https://www.ktv.jp/news/articles/74b37bfa_e3ec_475c_bb55_3b0fa639a7f8.html

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