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2021年6月 3日 (木)

AFLはアメリカ労働総同盟の略

9_20210603114301 プレカリアートユニオンブログで、書記長の稲葉一良さんに『働き方改革の世界史』の書評をしていただきました。

https://precariatunion.hateblo.jp/entry/2021/06/03/102547

・・・本書では日本の著作を含み11冊の労使関係の古典を的確に要約し、集団的労使関係の歴史と展望について示しています。この本を読んで、あらためて労使関係のあるべきかたちについて考えを深めることができました。

とのことで、有り難い限りです。

ただ、一点だけ。例のゴンパーズのところを紹介していただく中で、

・・・本書の中でもっとも印象に残ったのは「労働は商品じゃない」という言葉の誤解についてです。会社はもっと従業員を大切にしろというニュアンスで使われがちなこの言葉ですが、みなさんは本当の意味を知っていますか?反トラスト法のいかなる規定も適用されない特殊な商品として、労働組合が労働条件を使用者と交渉する集合取引(団体交渉)が談合と見なされることのないようにAFL(アメリカン・フットボール・リーグ)初代議長ゴンパースらが立法闘争の末に勝ち取った文言なのです。自らの手でハンドルを握り、労働条件を決定していくことへの誇りに満ちた言葉です。

いやまさにそう言うことをいいたかったのですけど、AFLというのはアメリカ労働総同盟(American Federation of Labor))の略であって、アメリカン・フットボール・リーグ(American Football League)の略ではないんです。

 

 

 

 

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コメント

はじめまして(汗)。僕もびっくりしました。AFLと略称だけ記したのですが、編集段階でそんなことになっていたんですね。誤解を与え大変失礼しました。

いえいえ、私は誤解しませんけど、知らない方が見たら困るな、と。

日本の労働運動の出発点は、渡米した高野房太郎がAFLのゴンパーズに学んだことに始まるのですから、高校の教科書に書きたいくらいです。

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-1a1b.html">http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-1a1b.html(労働は神聖なり,結合は勢力なり)

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