フォト
2023年2月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28        
無料ブログはココログ

« 入管法上の「不法就労」は労働者性の認定ではない件について | トップページ | 労働組合の資格審査@『中央労働時報』6月号に大内伸哉さんのコメント »

2021年6月25日 (金)

パワハラといじめ・嫌がらせは違うのか?

去る6月23日に、厚労省が「過労死等の労災補償状況」を発表しています。

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_19299.html

ざっと見ていて、あれ?と思ったのは、精神障害に係る労災について、

(7)出来事(※)別の支給決定件数は、「上司等から、身体的攻撃、精神的攻撃等のパワーハラスメントを受けた」99件、「悲惨な事故や災害の体験、目撃をした」83件、「同僚等から、暴行又は(ひどい)いじめ・嫌がらせを受けた」71件の順に多い。P26 表2-8

※「出来事」とは精神障害の発病に関与したと考えられる事象の心理的負荷の強度を評価するために、認定基準において、一定の事象を類型化したもの。 

上司等からのパワハラと、同僚等からのいじめ・嫌がらせが別々の項目に入っているのですが、もともといじめ・嫌がらせと呼んでいたものを、円卓会議に出ていたクオレ・シーキューブの人の影響でパワハラと呼ぶようになった、と理解していたので、この使い分けには違和感があります。

しかも、パワハラは上司からだけだと誤解されるという懸念に対して、いやいや同僚や部下であっても優越的な立場にあればパワハラに含まれると説明していたはずですが、それではやはりそこから零れ落ちるいじめ・嫌がらせがあるということでこういう整理にせざるを得なかったのでしょうけど、そうすると、この労災補償でパワハラに当たらないいじめ・嫌がらせと分類されたような代物については、昨年施行された労働施策総合推進法に基づく措置義務はかからないということになるのでしょうか。

どうも概念設計を根っこのところで間違えてしまった感がぬぐえません。

円卓会議の時、それまでいじめ・嫌がらせと呼んでいたものをやや浅薄にマスコミ受けするパワハラと呼び変えてしまったことのツケなのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

« 入管法上の「不法就労」は労働者性の認定ではない件について | トップページ | 労働組合の資格審査@『中央労働時報』6月号に大内伸哉さんのコメント »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 入管法上の「不法就労」は労働者性の認定ではない件について | トップページ | 労働組合の資格審査@『中央労働時報』6月号に大内伸哉さんのコメント »