職階制で始まった国家公務員法が全面的年齢差別法になった!?@WEB労政時報
WEB労政時報に「職階制で始まった国家公務員法が全面的年齢差別法になった!?」を寄稿しました。
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去る4月13日に国会に提出された国家公務員法等の一部改正法案は、6月4日に参議院で可決され成立しましたが、改めてその条文を読み直してみると、今まで少なくとも法律条文の表面には出さずに事実上やっていた年齢に基づく人事管理を、包み隠すことなくもろに表出してしまっているというのが第一印象です。
国家公務員法は終戦直後の1947年にGHQの強い影響力の下で制定された法律ですが、その時の基本哲学はほぼ完全なジョブ型でした。今や法律の条文上からも消えてしまった「職階制」というシステムは、職種ごとの欠員補充によって採用、昇任し、職級明細書に基づいて徹底した職務給を支給するという制度のはずでした。しかし、根強い日本型のメンバーシップ感覚に・・・・・・・・
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