大内伸哉『誰のためのテレワーク?』
大内伸哉『誰のためのテレワーク? 近未来社会の働き方と法』(明石書店)をお送りいただきました。大内さんの生産量はまだまだやむことはないようです。
https://www.akashi.co.jp/book/b582836.html
テレワークはもはや、
やるか、やらないかの段階ではない。
どう取り組むかだ!コロナ禍でテレワークが進んだが、これは単に働く場所が変わるということだけを意味するのではない。移動しないで働くことは、これまでの働き方の本質に影響するものである。そして、それは私たちの生活も変えることになる。労働法をベースに近未来の働き方を論じる。
冒頭、明智書店の編集者Aくんが登場し、狂言回しよろしくあれこれと思いをめぐらしていきます。
明智書店って、なんだかミステリ専門出版社みたいですが、昭和のアナログな働き方が一杯残っている老舗の出版社なんだそうです。ふむ。でも、かなり以前わたしがOECDの報告書の翻訳を出したとき、担当編集者はずっとリモートでしたよ。
なお、テレワークについては来月早々にもJILPTからブックレットが出ます。私の3月の講義録「テレワークの労働法政策」と、JILPTのこの間の調査の結果を渡邊木綿子さんらがまとめた「テレワークの現状と今後」が収録されていますので、ご参考までに。
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