サプライチェーンの強制労働問題
アメリカがユニクロに対し、新疆ウイグルの強制労働問題を理由に輸入禁止したというニュースが駆け巡っていますが、いままでどちらかというと環境問題なんかと並びの企業モラルの問題くらいに思っていた人々にとっては、いきなり国際政治の激しい対立のさなかに放り込まれたような思いかも知れません。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021051900801
【ワシントン、北京時事】米税関・国境警備局(CBP)が、中国・新疆ウイグル自治区の強制労働をめぐる輸入禁止措置に違反したとして、ファーストリテイリングが運営する衣料品店「ユニクロ」製シャツをロサンゼルス港で差し止めていたことが、19日分かった。少数民族ウイグル族に対する人権侵害を「ジェノサイド(集団虐殺)」と見なす米政府の厳しい姿勢が浮き彫りとなった。 ・・・・
このサプライチェーンの強制労働を含むいわゆるデューディリジェンスについては、近年EUでも政策が急展開してきており、国際労働問題としても目が離せない状況になりつつあります。そのうち簡単に紹介したいと思います。
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